ロック・ペーパー・シザーズ1 時、止めてから本気出す

ロック・ペーパー・シザーズ 1 時、止めてから本気出す (富士見ファンタジア文庫)
著:木村 心一 イラスト:QP:flapper

『冷やしマットプレイ始めました』

ファンタジア文庫2013年10月の新刊。約1ヶ月の積み。『これはゾンビですか?14 はい、どうせひきこもりだけど』と同時発売。
『これはゾンビですか?13 いいえ、全く記憶にございません』からは5ヶ月振り。

『これゾン』が終盤戦に入ったらしい木村さんが繰り出す新シリーズは、フィクションと呼ばれる異能力を持った若者達が通う升々学園で繰り広げられる数多の生徒会の群雄割拠ラブコメ……なのか?

サブタイとイラストに釣られて購入。
イラストのQP:flapperさんは『ボクの可愛い国家令嬢』でファンタジアには登場済みか。
『これゾン』の原作は折れたけど、アニメは面白かったし、木村さんの作風も1つとは限らない。新シリーズは新シリーズの面白さがある!と思っていたけど、そんなことはなかったんだぜ……。

能力バトルというほどにはバトらず、かといってゲーム小説っぽい展開というほどでもなく。
今回もイラストは凄い良いんだけどなぁ。

フィクションの能力名は漢字に歴史上の偉人の名前があてられているんだけど、あまり中二臭さが感じられないんだよな。

更にアレなのが、『これゾン』ほどにイミフな内容というわけじゃないんだよなぁ。俺の感覚からすると、突き抜けていた個性さえ無くなってしまったような状態で。

うーむ、QP:flapperさんが挿絵を担当すると、無事完結出来ないというジンクスがラノベ業界に出来つつある気がするぞ……。
これはもう買わないなぁ。

燃:C+ 萌:A 笑:B 総:B+

イラストリンク
ボクの可愛い国家令嬢(2012/08)
小説 ガーリッシュナンバー <1>(2016/07)