鋼殻のレギオス25 アンド・ゼン・アフター・ザット

鋼殻のレギオス25  アンド・ゼン・アフター・ザット (富士見ファンタジア文庫)
著:雨木 シュウスケ イラスト:深遊

「今日こそ……」
「リーリン先生がどっちのママか、思い知らせてやるんだから!」

2013年9月の新刊。約5ヶ月半週間の積み。3ヶ月振りの新刊。
遂に最終巻です。初回生産限定でカバー裏に描き下ろしピンナップが。

今回はドラマガ連載分で未収録だった短編を収録し、書き下ろしとしてアフターストーリーを収録。
10年近く経った未来が描かれている。が、主要登場人物は剄の力やら何やらで、殆ど外見年齢は変わっていないよ!やったー!

汚染獣の脅威は去ったものの、人類を脅かすものが無くなったわけではなかった。新たなる敵との戦いに向かっていくレイフォン達。
って、完全に新章始動する勢いじゃないですかー!やだー!

前巻の後書きで何やら思わせ振りなことが書かれていたけど、結局何のことだったんだろう。新しい敵の出現のことを言っていたのか……。

総評

そんな具合で、アニメ化も果たしファンタジアを支える一大シリーズとなった『鋼殻のレギオス』本編25巻、外伝3巻+3巻、ワールドガイド2巻、総計33冊、これにて終了です。
足掛け7年半か。そんなにやってたのか。

10巻過ぎまではハッキリと面白いと言える出来だったんだけどなぁ。『レジェンド・オブ・レギオス』が始動した辺りから雲行きが怪しくなってきたんだよな。
あれだな、オーロラ粒子が何でもアリ過ぎたのがよくなかったんじゃないかと。もうちょっと、こういうことが出来て、こういうことは出来ないってハッキリと明示しれくれていたら……。

縁のシステムを使って、時空まで飛び超えるのは良いんだけど、それをふわっとぼやかして書くから余計に理解らなくなったのかと。
狼面衆が初めて出て来たときなかは凄いwktkしたんだけどな。

次は同時発売の『ドラグリミット・ファンタジア』、2014年1月の2巻と続きます。どうやら新シリーズは早くも終了してしまったようだが……。

燃:B 萌:A- 笑:B 総:A-

シリーズリンク
鋼殻のレギオス24 ライフ・イズ・グッドバイ(2013/06)