〝六条〟 ヒカルが地球にいたころ……⑨

“六条
著:野村 美月 イラスト:竹岡 美穂

「この大バカヤローっ!式部帆夏はただのクラスメイトなんかじゃねぇぇぇ!俺が惚れてる女だーっ!」

是光さん

KAKKEEEEEEEEEEEE

EEEEEEEEEEEEEEEEEE!!

2013年12月の新刊。約 4ヶ月振りの新刊。『ドレスな僕がやんごとなき方々の家庭教師様な件』4巻からは3ヶ月振り。

表紙のヒロインは一体誰なのかと思いきや、女装した一朱なのかよ!それだけならまだしても、是光さん、律儀にフラグ立てに行くし……。ホモォ……。
口絵がヒロイン大集合で、是光さん、完全にハーレム出来とりますやんか!!状態。

さて、式部さんと葵からほぼ同時に告白された是光さん。それだけでも頭ぐるぐるなのに、突然、夕雨が帰国することになって、益々パニックに。
しかし、夕雨の帰国は一朱の仕掛けた罠で……。
更には朝ちゃんまで愛の告白をしてきて、流石是光さんやでぇ……。

最終的に、ヒロイン達に悪意をバラ撒いていたのは一朱だけではなく、黒幕が居ることが明らかになるんだけど、不意打ち気味に見開きで悪意の塊みたいな罵倒文が延々続くページはキツかった。

すれ違う是光さんと式部さんの描写で切なさクライマックス。
遂に是光は気持ちを定め、式部さんは最早おそとはしってくるしかないレベルの大勝利なんだけど、後1冊残ってるんだよなぁ。
『〝文学少女〟』のときの琴吹さんみたいに逆転さよなら満塁ホームラン喰らうハメにならないだろうな……。

そして姿を現す本当の〝六条〟。その正体はあのみちる……なのか?おいおい、一体どういう形で決着すんだよ、超気になるじゃねぇか……。優先消化しよ……。

次は2014年3月に『ドレ僕』5巻、4月に10巻『〝藤壺〟』、5月に新シリーズ『吸血鬼になったキミは永遠の愛をはじめる』1巻、6月に新作『陸と千星 ~世界を配る少年と別荘の少女』、8月に『吸血鬼』2巻。

燃:A+ 萌:A 笑:C+ 総:A+

シリーズリンク
〝花散里〟 ヒカルが地球にいたころ……⑧(2013/08)
〝藤壺〟 ヒカルが地球にいたころ……⑩(2014/04)

著者リンク
ドレスな僕がやんごとなき方々の家庭教師様な件 <4>(2013/09)
ドレスな僕がやんごとなき方々の家庭教師様な件 <5>(2014/03)

ファミ通文庫

Posted by お亀納豆