棺姫のチャイカⅩⅡ Blu-ray付き限定版

棺姫のチャイカXII Blu-ray付き限定版
著:榊 一郎 イラスト:なまにくATK(ニトロプラス)

「義妹道極むるところ、義妹は嫁に転職(クラスチェンジ)する」

それ最早義妹じゃねぇな……。
2015年3月の新刊。約1週間の積み。3ヶ月振りの新刊。限定版は10日発売なので、こういう積み期間になっています。

さて、最終巻です。まずは書き下ろし中編の後日談。榊さん自身は少し変則的な作りって言ってるけど、そんな変則的かなぁ。最終決戦が最終回1話前で決着したアニメの最終回みたいなノリだったけども。

ジレットとヴィヴィは結婚したそうで、おめでとうヴィヴィと言わざるを得ない。どうやってヴィヴィがジレットに告白したのかは語られず仕舞いだったけどな。

この中編は本編コミカライズとは別のコミカライズ用のプロットとして用意した話だったとか。まだコミカライズを増やすつもりだったのかw

いやしかし、アニメ効果のお陰でフレドリカが3倍可愛い。
ガズ皇帝との戦いでトんだ記憶は何とか補填出来たようで、ほっとした。最初はトール達の記憶が丸ごとトんでいる、みたいな描写だったからな……。

続いてはアニメ放映中にドラマガにて連載されたグレン・ドンカーブート編を収録。え、こっちを後に回すの……?収録順、逆にすべきじゃね?

総評

そんなわけで今からもう一度見つけるファンタジア文庫『棺姫のチャイカ』全12巻、これにてフィナーレ。文庫だけで言うと4年3ヶ月。結構長いことやってたんだな。

始まったときは当時の売れ線から外れていたので大丈夫かと思ったんだけど、良アニメ化にも恵まれ無事長編シリーズとなることが出来て良かった良かった。
やっぱりシリーズ全体を通して、謎を追いかけていく展開は良いですね。

惜しかったのはアニメが始まるまでは今一つヒロイン達が可愛いと思えなかったことかなぁ。
あっ、シリーズ開始当初にドラマガに掲載された短編、取り零してる……(´・ω・`)
Blu-rayの感想は別で書きます。

燃:A 萌:A 笑:B+ 総:A

限定版リンク
棺姫のチャイカ AVENGING BATTLE 番外編「ねらわれた棺」「蘇る遺跡」

シリーズリンク
棺姫のチャイカⅩⅠ(2014/12)

著者リンク
誰が為にケモノは生きたいといった(ファンタジア文庫、2018/02)