戦うパン屋と機械じかけの看板娘
離れたくないって、思ったんです。
あなたのそばで、そこが戦場でなくても、あなたを支えてあげたかった。
あなたの笑顔を、もっと見たかった。
そう、やっとわかりました。
わたし、あなたが大好きなんですね。
きゃぁあああああああ。
HJ文庫2015年4月の新刊。約1ヶ月の積み。ネットで噂になっていたのと、絵師のザザさんがTwitterに投稿していた宣伝漫画が面白かったので購入。
タイトルの「機械じかけの看板娘」は「オートマタンウェイトレス」と読みます。
著者のSOWさんはジャンプジェイブックスでデビューした人なのか。
舞台は中世ヨーロッパっぽいファンタジー世界。戦争が終わり、退役した主人公ルートはパン屋を開くことに。
ウェイトレス募集のチラシを見て、やって来た銀髪の美少女スヴェンはルートの戦場での相棒だったAIで……というお話。
パン屋とかいうから、ほのぼのした日常系寄りのお話かと思ったんだけど、結構早い段階でキナ臭い展開に。ちょっとシリアスに振り過ぎかしらん。
しかし自分の気持ちを持て余してアワアワするスヴェンが可愛いですね。だから、もっとルートとイチャイチャするシーンがあれば良かったのに。
清楚なウェイトレス姿が堪りません。
1巻かけてヒロインが出揃ったような雰囲気なので、続きはシリアス控えめでお願いしたいところ。巻を重ねる毎に重くなっていったら、凄い勢いで俺のモチベーションが下がること間違い無しだぜ!
後書きで上栖綴人さんの話をしていたり、巻末に広告が載っていたりするってことはHJ文庫としては『はぐれ勇者の鬼畜美学』を打ち切ったつもりはないってことなのかしら……。
燃:B- 萌:A 笑:B+ 総:A
シリーズリンク
・戦うパン屋と機械じかけの看板娘 <2>(2015/08)
ディスカッション
コメント一覧
まだ、コメントがありません