ソードアート・オンライン004 フェアリィ・ダンス
著:川原 礫 イラスト:abec
魂は、旅をする。世界から世界へ。今生から、次の生へ。
そして誰かを求める。強く、呼び合う。
昔、空に浮かぶ大きな城で、剣士を夢見る少年と、料理が得意な少女が出会い、恋に落ちた。彼らはもういないけれど、その心は長い長い旅をして、ついに再び巡り合った。
約2日の積み。4ヶ月振りの新刊。『アクセル・ワールド』4巻からは2ヶ月振りということで、隔月刊行第8弾。
前巻
とは打って変わり、赤を基調とした表紙に。
『アクセル・ワールド』4巻の巻末に掲載されていたイラストは今巻の見開き口絵でした。
さて、『フェアリィ・ダンス』編下巻。世界樹の根本へと到着したキリトとリーファはそこでお互いの正体を知ってしまう。やっぱり絶望のドン底に……orz
まぁ、そこまでドロドロする作風ではないので、さくっと復活するわけだが。と言うか、世界樹攻略で奮闘したレコンにもチャンスをですね……。
一方、鳥籠から脱走したアスナもまたアルヴヘイム・オンライン脱出を目標に奮闘していた。
しかし、須郷の部下に見付かり、鳥籠に戻されてしまう。ナメクジの触手は挿絵を入れるべきだろ、常識的に考えて……(´・ω・`)
前巻では直葉のサービスカットいっぱいあったクセに……。
で、どんどん話が進み、あっという間にVSオベイロン戦。『アインクラッド』編のボス、ヒースクリフが力を貸してくれる展開は燃える。
そして現実世界での決着と最愛の人アスナとの再会。最終巻ですと言わんばかりのクライマックスっぷり。
エピローグにページを割いているのも好印象。『アインクラッド』編で登場した脇役達も現実世界に登場。シリカこと珪子可愛いよ珪子。もしかしてシリカってシリカゲルからきてるのか?
茅場の遺した《ザ・シード》はゲームだけでなく、教育を始めとする様々な分野に影響を与えたらしいが、これってもしかしてニューロリンカーの走りなのか?
最後にキリト達はアルヴヘイム・オンライン内にアインクラッドを展開させ、今度こそ本当に全ての階層をクリアすることを決意するが、これは今後語られる部分なのか、それとも単にエピローグの演出なのか。
後書きによると、物語はこれから大きく舵を切り、初期のテイストからは外れていくらしい。今度は《ガンゲイル・オンライン》だとか。
次は6月に『アクセル・ワールド』5巻。『ソードアート』5巻は初秋発売予定って書いてあるけど、きっと8月に出るぞw
燃:A 萌:A 笑:C+ 総:A+
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