アクセル・ワールド04 -蒼空への飛翔-

アクセル・ワールド〈4〉―蒼空への飛翔 (電撃文庫)

著:川原 礫 イラスト:HIMA

「……キミに、ご褒美をあげないとな」
「え、ご……?」
「領土戦、見事に防衛したじゃないか。言ったろう、杉並を死守したら、ご褒美に何でも一つ言うことを聞く、と」
「……なら、傍にいてください」
「ずっと、ずっと、僕の傍にいてください。それだけが……僕の望みです」

約2ヶ月の積み。4ヶ月振りの新刊。『ソードアート・オンライン』3巻からは2ヶ月振りで隔月刊行第7弾。

さて、まさかの上巻だった3巻から4ヶ月、いよいよ下巻が登場。全てを奪われたハルユキ達の反撃が始まる。これまで口絵の8ページ目はハルユキの本体、アバター、デュエルアバターの紹介だったが、今回は黒雪姫先輩の紹介に。これからは毎回変わっていくのかな。つーか、キャラ多いんだから、2巻から別のキャラを紹介しておきゃ良かったのにな。

タクムはニコに師事し、心意システムを習得。口絵のニコのしまぱん、すっげぇ適当じゃね?

一方、ハルユキは《プロミネンス》の一員、《ブラッド・レパード》と共にローカルネット荒らしの秘密を探ることに。年上のメイド店員さん……だと……?前巻の《スカイ・レイカー》に続き、また年上ヒロインですよ、奥さん。

激闘の末、ハルユキは翼を取り戻し、《ダスク・テイカー》を大撃破する。喜びも束の間、それはゲームに敗れたバースト・リンカ―はブレイン・バーストに関する記憶を失うという事実を明らかにしてしまう。こいつら、中学生なのに、重い話に取り組み過ぎだ……!

この戦いの最中、新キャラ、《ブラック・バイス》が登場。デザインが仮面ライダーディエンドに見える件。

ラストでハルユキのプロポーズ紛いのご褒美要請に慌てまくる黒雪姫先輩がとても可愛い件。
この後、《スカイ・レイカー》ことフーコさんも《ネガ・ネビュラス》の一員となって、何だこれ、年上のお姉さん祭りか!わっしょい!わっしょい!

ところで、この世界では昔、ヘッドギアタイプのVR機器があったらしいが、それってもしかして『SAO』のアレのことか?繋がってるの?

次は4月に『SAO』4巻、6月に『アクセル・ワールド』5巻。巻末の『SAO』予告イラストは描き下ろしか?

燃:A- 萌:A+ 笑:B 総:A

電撃文庫

Posted by お亀納豆