羽月莉音の帝国 <5>
「日本商業銀行ごとき何ほどのものでもない。ただ利用せよ。革命家なら、悪事なんて乗り越えろ。愚民どもの悪意なぞ振り払え。立ちはだかるものを殺し尽してでも、俺たちは前へ進まなくてはならないのだ。本物の英雄はみな、善悪あわせ呑める大器を持っている」
2010年11月の新刊。約5年7ヶ月の積み。隔月刊行。積み過ぎィ!
表紙は恒太を中心に、その両サイドに莉音と沙織という構図。主人公である筈の巳継より先に表紙に出ちゃうのかよw
さて、日本商業銀行の頭取に電撃的就任を果たした恒太。突然の事態に、後手後手の対応を迫られる巳継達だったが、当の恒太はどこ吹く風で次々とメディアへの露出を繰り返し……。
革命部の視点で物語が進んでいるから、あんまりそんな印象無いけど、恒太ってスペックは滅茶苦茶高かったんだな。
今まで、何で莉音達と一緒にいるのかよく理解らん存在だったのに。
一気に中国進出を進める革命部。しかしタイミング悪く、中国の政情が不安定になってしまう。
暴動を起こす大量の中国人に囲まれるとか怖過ぎでしょ……。フィクションとは理解っていても、こういうのを読むと、出張で行くのとか嫌になるな……。
あれ、後書きが無い……?
次は2011年2月に6巻、4月に7巻、8月に8巻、10月に9巻、2012年2月に10巻。
燃:B 萌:A 笑:B 総:A
シリーズリンク
・羽月莉音の帝国 <4>(2010/09)
・羽月莉音の帝国 <6>(2011/02)
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