【小説感想】分冊文庫版 ルー=ガルー 忌避すべき狼(下)
著:京極 夏彦
「クラッシャー美緒と呼んでくれ」
2011年9月刊行物。約1年7ヶ月2週間の積み。上巻と同時発売。
下巻だけ放置すると間違いなく上巻の内容を忘れるので優先的に消化しました。
さて、混迷を極める連続殺人事件。そんな中、葉月達4人の少女達と不破の物語は交わっていく。
清々しいほどに前に読んだ記憶が無いよ!やったー!
事件に関わり過ぎた葉月達は生命を狙われる羽目に。そこで活躍するのが美緒の発明というか何というかなアイテム群。
相手がこちらを殺そうとしてきているからって、こいつ滅茶苦茶しよるな……。完全に科学のパワーで押し切ってるw
上巻では事件の謎が隠れ過ぎていて判らなかったが謎が明かされ始めると、スケールの大きさが際立ってくる。
結果的には石田の暴走でしかなかったみたいだが。
『百鬼夜行』との繋がりは『鬼一口』に登場する鈴木敬太郎だったのか。確かに、そんな話があった気がするな。
しかも、このサイドストーリーは『魍魎の匣』とも絡んでいるんだとか。ややこしいな……。
アニメ映画の方も観たくなってきたな。その内、ケーブルテレビかなんかでやってくれだろうし、そんときにチェックしよう。
次は2011年10月に2巻の上下巻、2011年2012年11月に『文庫版 死ねばいいのに』。
燃:C 萌:B- 笑:A- 総:A+
シリーズリンク
・分冊文庫版 ルー=ガルー 忌避すべき狼(上)(2011/09)
・分冊文庫版 ルー=ガルー2 インクブス×スクブス 相容れぬ夢魔(上)(2011/10)
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