【ラノベ感想】編集さんとJK作家の正しいつきあい方
著:あさの ハジメ イラスト:6U☆
「作品創りは作家と編集者の戦い。あいつらは出版社の猟犬(いぬ)よ。しつこく、我慢強く、粘り強く……あいつらは作家の原稿を取りに来る。それが本当(プロ)の編集者」
ファンタジア文庫2017年3月の新刊。約4日の積み。MF文庫J『まよチキ!』でお馴染みのあさのさんがファンタジア文庫に殴り込み。
きっかけを作ったM先生って誰かしらね。
あさのさんのラノベ作家モノと言えば?そうだね、講談社ラノベ文庫『桃音しおんのラノベ日記』だね。
あれが結構面白かったので購入。いやまぁ、ラノベ作家ものなら基本何でも買うんですけど(ぉ
高校生ながら社畜と呼ばれるまでの仕事っぷりを見せる主人公、冴原吹雪。ある日、彼は女子高生新人作家、竜園寺美沙の担当につくことに。しかし美沙は作中のヒロインになり切ってデレまくるスタイルの作家で……。
ラブコメのネタ出しのために主人公とイチャつくとう、まぁよくあるパターンのやつ。ただ、主人公が編集部のバイトというレベルを通り越して、ガチで編集者レベルの仕事をこなしているところが特色といえば特色か。
もっと社畜であることをギャグとして特化させていけば良いのに。
吹雪の職場はFF(ファンタジーファクト)文庫編集部。レーベル名はあさのさんがデビューしたMF文庫Jとファンタジア文庫をまぜまぜしたということなんだろうか。
ドラマガの短編を読んだ時点で薄々気付いていたが、やっぱり業界ものよりはラブコメのウエイトの方が高いな。
今なら生々しい話は『ラノベのプロ!』の方で嫌というほどやってるし、正しい方向性ではある。
中盤までは、特筆することは無いかなーと思っていたんだけど、ちょっとだけシリアス方向に話が振れたことで盛り上がったかなぁ。
吹雪の幼馴染みのミッシェルって結構な勢いで同レーベル『冴えない彼女の育てかた』の英梨々と被ってる気がするんだが大丈夫か……。
そんな具合で1巻切りするには……うーむ……といった内容でした。ヒロイン達がもうちょっと可愛かったらテンションも上がろうというものなのだが……。
燃:A- 萌:A 笑:A- 総:A
シリーズリンク
・編集さんとJK作家の正しいつきあい方 2巻(2017/07)
著者リンク
・まよチキ!(MF文庫J、2009/11)
・桃音しおんのラノベ日記1 11歳の創作活動(講談社ラノベ文庫、2013/08)
・学年トップのお嬢様が1年で偏差値を40下げてギャルになっていた話(2015/12)
編集さんとJK作家の正しいつきあい方 (ファンタジア文庫) | |
あさのハジメ 6U☆
KADOKAWA 2017-03-18 |
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