【ラノベ感想】冴えない彼女の育てかた 12巻
著：丸戸 史明 イラスト：深崎 暮人
「…………っざっけんな見つけたの俺だろうがぁぁぁぁ～！」
2017年３月の新刊。約２ヶ月３週間の積み。４ヶ月振りの新刊。
表紙は加藤と英梨々。シーンの抜粋っぽい表紙って今まであったっけ。毎巻、ヒロイン１人をピックアップした構図だったような。
完結間近で、このブレ方はいかがなものかと……。
さて、突如倒れた紅坂朱音に代わって大作ゲームに携わることになった倫也。英梨々と詩羽先輩の２人をコントロール出来るのは彼しかいない。
しかし、その一方で同人ゲーム製作の進行には暗雲が立ち込めていて……。
すぐには戻ってくる筈の無かった英梨々と詩羽先輩との共同作業。これで燃えずにはいられないということで、ラブコメパートよりもクリエイターパートの方が面白いんだよなぁ。
詩羽先輩の担当編集、町田さんって原作では殆ど出番無かったんだな。改めて劇中で言われていて驚いたわ。
『恋するメトロノーム』の方では出ずっぱりだから全然そんな感じがしないｗ
一方、同人ゲーム製作の方を実質放り出した倫也に納得がいかない恵との関係はギスギスなんてもんじゃない。
とはいえ倫也にとってのヒロインは加藤一択で固まりつつあるの、英梨々と詩羽先輩からしたら切ないよなー。
そもそも倫也の言動が思わせ振り過ぎるのがいけない。
このシリーズ独特の手法として、過去の出来事に触れるときにルビでシリーズのどこで描写があったかをわざわざ教えてくれてる演出があるが、これって既刊を読み返させようという作戦なんだろうか。
そんなこんなで次は2017年６月に『Girls Side』３巻で、その後に最終巻だそうな。
燃：A- 萌：Ａ 笑：A- 総：Ａ
シリーズリンク
・冴えない彼女の育てかた 11巻（2016/11）
・冴えない彼女の育てかた Girls Side ３巻（2017/06）
・冴えない彼女の育てかた 13巻（2017/10）
| 冴えない彼女の育てかた 12 (ファンタジア文庫) | |
 |
丸戸 史明 深崎 暮人
KADOKAWA 2017-03-18 |
スポンサーリンク