俺の妹がこんなに可愛いわけがない③

俺の妹がこんなに可愛いわけがない〈3〉 (電撃文庫)

著:伏見 つかさ イラスト:かんざき ひろ

「明らかに私をモデルにしたであろうクロネコというゴスロリ女が、レイプされて死んだわ」
「ひでぇ――!!」

約3ヶ月の積み。4ヶ月振りの新刊。前2巻では京介は帯に隠れているとは言え、表紙に登場していたが、今回遂に桐乃に押し出されました。胴体が見切れているような状態。その代わり、総扉に居ます。

帯の推薦分は『Baby Princess』とのコラボでトゥルー兄妹の七女、立夏が担当。本文中にもコラボ絡みの記述がちょろっとある。

今回は桐乃の書いたケータイ小説が本として出版されることになり、巻き起こる騒動を描く。その過程で、黒猫が出版社へ自作の小説を持ち込むシーンがあるわけだが、そこが注目ポイント。勿論、フィクションが織り交ぜてあるんだろうが、ある程度、電撃文庫編集部の内情なんかが見えて面白い。「プリンがおっぱいに似ている」の下りは実話ですね、分かります。

「星くずうぃっちメルル」の主題歌に「めるめるめ~」という下りがあるんだが、これを見ると、『金色のガッシュ!!』のウマゴンを思い出すな。

で、桐乃よりも圧倒的に幼馴染みの麻奈実の方が可愛い件。

そういうわけで、3巻でした。いやしかし、このタイトルで単なる萌え萌え小説じゃないところが凄い。

桐乃が次が最後の相談と発言しているが、後書きでは次がターニングポイントと書かれている。どういうこっちゃ。

次は8月。もう目と鼻の先じゃん!

燃:A- 萌:A+ 笑:A- 総:A+

電撃文庫

Posted by お亀納豆