薔薇のマリア 14.さまよい恋する欠片の断章
「お前たちのおかげで、俺は何もかも手に入れた。俺にとっての世界ってものが何なのか、ようやくわかったんだ。俺は何一つ捨てるつもりはない。だから、俺を信じろ」
「うん」
「守らんとな」
「守ってみせるさ。何があろうと、な」
約5ヶ月1週間の積み。4ヶ月振りの新刊。表紙はマリアのみ。マリアが表紙に単身で登場するのって7巻以来か。
さて、今回は新章突入ではなく、最終章突入前の間章のような趣。サブタイ通り、恋のエピソード盛り沢山で、あちこちが極限愛です。
400ページと、そこそこに分厚いが、ショートショートが多いので、さくさく読めます。
また、恋の話だけでなく、ようやく、ようやくトマトクンという謎の存在誕生の秘密が語られ始めました。長かった……。それでも依然、僕達が今生きている現代との繋がりは謎のまま。
口絵にもなっているパジャマパーティーは注目すべきシーンですが、そもそもユリカとサフィニアってマリアの性別知ってんのか?
まさか中性です、なんてオチじゃないだろうな……。
それにしても、きゅーの可愛さ半端無い。一家に1匹欲しいです。
そしてサンランド無統治王国から遠く離れた地で動き出す事態。次巻からは長い終章が幕を開けるそうな。
つーわけで、極限愛だらけの14巻でした。
次は2011年1月、第15巻『愛も憎しみも絶望も』。この前出ました。
『ばけてろ』はどうなったんだ。1年くらい新刊出てないけど。
燃:A- 萌:A 笑:B+ 総:A+
シリーズリンク
・薔薇のマリア 13.罪と悪よ悲しみに沈め(2010/04)
・薔薇のマリア 15.愛も憎しみも絶望も(2011/01)
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