恋する鬼門のプロトコル <2>

恋する鬼門のプロトコル 2 (電撃文庫 て 5-2)
著:出口 きぬごし イラスト:をん

『……貧乳に、人権などない』

約3ヶ月3週間半の積み。4ヶ月振りの新刊。
前巻で百合亜のお父さんが死んじゃって、シリアス側に振れるんじゃないかと心配していたが、幽霊として復活すんのかよw

その心配は杞憂だったが、新キャラが登場して、ラブコメよりもシリアス成分の方が増えちゃったのが惜しい。
そんな、どんどんバトル方面に流れていかなくて良いと思うんだけどなぁ。

世にラノベは数多くあれど、血尿を出す主人公はそうそう居ないんじゃないかと思う。
しかも原因がヒロインだしなw

また、今回はザケルや清麿など、某魔界の王様を目指す漫画のネタが。
あるのは良いんだけど、最後の最後で「ザケルッ!」じゃねーよw

後書きによると、この巻を執筆している時点で3巻が出せるかは未定だったらしいんだけど、その状態で、このあっちゃこっちゃに話が広がる内容なんかい。

・葉介とたまもとチーの関係性
・百合亜のお父さんが幽霊として復活
・マルタと天王寺の関係性
・新ヒロイン、マキマキを中核とする陰謀

と、ざっと思いつくだけでも、これ等が同時進行している。作劇上、同時進行しないといけない部分もあるとは思うんだけど、もうちょっと要素を絞った方が面白くなると思うんだけどなぁ。
巻を重ねる度に詰らなくなっていくパターンでないことを祈る。

たまもとチーは可愛いです。
次は2011年3月。

燃:C 萌:A 笑:B+ 総:A-

電撃文庫

Posted by お亀納豆