ニート吸血鬼、江藤さん <1>
著:鈴木 大輔 イラスト:空中 幼彩(くうちゅう・ようさい)
「ご飯が無くなったなら炊き直せばいいじゃない!」
約2週間の積み。ファンタジア文庫。『ご愁傷さま二ノ宮くん』でデビューした鈴木さんの3番目のシリーズ。『1×10』5巻からは隔月刊行。
表紙はヒロイン江藤さんのハダワイ全開なのだが、何故か全くテンションが上がらない。精神年齢が幼過ぎるせいか。
MF文庫J『お兄ちゃんだけど愛さえあれば関係ないよねっ②』と合同キャンペーン実施中。
お寺の一人息子、竜之介はひょんなことから自称吸血鬼の通称、江藤さんの面倒を見ることになってしまう。この江藤さん、自分でぱんつも穿けないダメオタヒキニートだったもんだから、さあ大変。
幼馴染みの美園には誤解され折檻を受けまくりながら、竜之介の江藤さん躾ライフが始まった……というお話。
この竜之介、年上好きを公言して憚らないのだが、三十路越えが最低条件とかハードル高過ぎだろ高校生……。
何だかんだ言いつつも、江藤さんとラブコメ展開……かと思いきや、全くそんな展開にならねぇ。
美園も一方的にラブコメしてるだけだしな。
案の定、メインキャラが超人祭りで困る。超人と言うか、一般的な生活能力が高過ぎんだろ、こいつ等……。江藤さん以外の話ですよ。
こんなタイトルとは言え、鈴木さんがコメディだけで終わらせる筈がないと思っていたら、やっぱり最後にはシリアス展開が待ち構えていた。
ここからどこまでも絶望に突き落とす展開だったら嫌だなぁ。
とは言え、読み易いし、伏線は張りまくりだしで、先が気になる出来でした。次も買います。
次は夏頃予定。
燃:C 萌:B+ 笑:B+ 総:A
シリーズリンク
・ニート吸血鬼、江藤さん <2>(2011/08)
著者リンク
・お兄ちゃんだけど愛さえあれば関係ないよねっ(MF文庫J、2010/12)
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