【ラノベ】ロクでなし魔術講師と禁忌教典 24巻【感想/ネタバレ】

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著:羊 太郎 イラスト:三嶋 くろね

〝歩み続けた者には、幸せな結末を。〟
〝それこそ、読者が望むのものなのだから━━〟

運命を切り開いていけ。

2023年11月の新刊。約1日の積み。連続刊行。
表紙はグレンを先頭にセリカ、イヴ、アルベルト、ナムルスときたか。しっかりナムルスもいるのが良いですね。

さて、グレンの犠牲によって世界は救われた。平和が訪れた世界にグレンの姿だけがなくて……。
グレンの帰還を待ち続け400歳になった末に再会叶わず死を迎えるシスティーナの未来の可能性怖過ぎでしょ……。

旧神と呼ばれるほどの力を得たグレンは最早数えることも出来ないほどの旅路を続けていく中で、とある少年を拾って弟子にする。
あ~やっぱりジャティスの物語の起点にいたのはグレンだったのか。なんちゅー壮大なループを繰り返してんだよ……。アホみたいな回数の周回を重ねたようで。
このループ構造、一体いつから構想してたんやろか。グレンがセリカに拾われる話って『追想日誌』1巻の時点でやってたよな。その時から練ってたってこと……?言い意味でキモ……。

グレンのいない世界に抗い続けたシスティーナとそんな彼女のひたむきな姿に皆がついてきてくれて。グレンの一番弟子と言えるシスティーナが最初に動き出したの、ほんともうお前……(´;ω;`)

みんなの力を総結集して《無垢なる闇》をぶっ飛ばすラストバトルでは勿論アニメ版のOPが脳内で流れてたよな。
最後の最後に超格好良く【愚者の世界】を持ってくるのはズルいでしょ。

まさか過去に残ったセリカもきっちり助けに行くとは……。ご都合主義でも何でもハッピーエンドの方がいいやろがい!という力強さよ。
ナムルスがアルザーノ帝国魔術学院の女子制服がえっち過ぎるとぶっちゃけていて笑った。劇中でもスケベなデザインって認識されたのかよwww最後だからってぶっちゃけんなwwwww

まだ『追想日誌』は続くそうなので、総評は書きません。恋愛方面は決着のけの字もついていないので、その辺りにも焦点を当ててほしいところだが……。
フィーベル夫妻の奇妙な同行者ってのも振りっぽいよな。
ひとまず次は同時発売の新作『これが魔法使いの切り札』ね。

本編完結記念ということでYouTubeではグレンとシスティーナが当時のキャストで登場するボイスドラマが。内容はかなりしょうもない茶番だったが金掛かってんな……。
なお、ボイスドラマ企画はこれだけではなく『これが魔法使いの切り札』とのクロスオーバーも用意されているそうな。キャンペーンは後日開始とか何とか。本編の後日談が聞けるそうなので忘れずにチェックしたい。

燃:A+ 萌:A+ 笑:A 総:S

シリーズリンク
ロクでなし魔術講師と禁忌教典 23巻(2023/10)

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ロクでなし魔術講師と禁忌教典24 (ファンタジア文庫)