ヴァンパイアノイズム
著:十文字 青 イラスト:ま@や
「わたしは吸血鬼になりたいの」
約二ヶ月三週間の積み。一迅社文庫。『ぷりるん。』と同じ、第九高校を舞台にした青春ラブストーリー。
帯には予言として、「読みおえたら、あなたはきっとこの地味な眼鏡娘が愛しくなる」と、とんでもなくハードルガン上げな煽りが書いてある。
眼鏡娘とはヒロインの萩生季穂(はぎお・きほ)のことだが、可愛いとは思っても愛しいとは思わなかったなぁ。愛しいと思うって、相当のもんですよ。
口絵では下着姿だったり反脱ぎだったりアイスキャンデーだったり学校指定水着だったりしますが、全部イメージ映像かよ!本編と全く関係無いのかよ!!
釣りもここまでくると、いっそ清々しいわw
何事も面倒だと感じる主人公、ソーヤと吸血鬼になりたい少女、萩生の青春物語。ラブストーリーと買いてはあるが、LOVE寄せは少ない。
爽やかではなく、ひっそりとした青春とでも言おうか。
『ぷりるん。』と舞台が同じということで、電研部部長小野塚那智が共通キャラクターとして登場します。
もしかして、この人、今後もこういった立ち位置で出て来るんだろうか。
萩生を愛しいと思うことはなかったが、吸血鬼のコスプレは可愛いと言わざるを得ない。
これ、シリーズ化すんのかな。定期的に十文字さんの青春ものは読んでみたいかもしれん。
燃:C 萌:A- 笑:C+ 総:A-
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