【ラノベ感想】永き聖戦の後に2 スケイプ・ゴート
著:榊 一郎 イラスト:猫缶まっしぐら(ニトロプラス)
「お前がお前でなくなる時、俺はお前を殺そう」
2017年2月の新刊。約2日の積み。3ヶ月振りの新刊。
表紙は〈ミスリル・チップス〉の3人ということで彼女達が本格参戦してくる。魔力を集めるために普段はアイドル、裏の顔は特殊部隊、みたいな感じなんだけど、劇中での裏の顔の比率高過ぎィ!
表紙もやたら凛々しい顔してるし。
この辺の塩梅が難しいよなー。売れ線に合わせるなら、もっとサービスカットとかを入れたり、アイドルとして活躍する彼女達の姿を前面に押し出すべきなんだろうけど、そうすると世界観ぶち壊しだしな……。
かといって美少女を出さずに売り上げを出すのも厳しいという。
リーダー格っぽいジャネットは短いスカートで格闘戦なんぞやるもんだから、ぱんつ的な意味で危なっかしくてしょうがない。
ってか、よく見たらちょっと見えてる気がする。
それからエノーラのおっぱい凄い。その分、ルシアが1人で割りを喰ってる気がする。
先に敵側のこと書いちゃったけど、魔王の後継者として、その身を狙われるメイベルの周囲もどんどんきな臭くなっていく。
護衛のジンゴ達の拠点が燃やされた時点で、あれ、これもしかして……という疑念が湧いてきて、メイベルが不完全ながら魔王の力を使えるようになった時点で、あっ……(察し)ってなるという。
そうです、どう見ても2巻終了です。本当に有り難うございました。
一応、一昔の流行りとはいえ、勇者と魔王というオーソドックスな題材の筈なんだが、榊さんが料理するとこうもそれっぽくない仕上がりになるんだな……。
後書きによると、この続きは売り上げ次第らしい。それ、昨今のラノベ業界事情を鑑みるに無理と同義ではないのか……。〈ミスリル・チップス〉はもっと出番があれば人気出たかもしれんのにな……。
燃:A- 萌:A+ 笑:C+ 総:A
シリーズリンク
・永き聖戦の後に ストレイ・シープ(2016/11)
永き聖戦の後に2 スケイプ・ゴート (角川スニーカー文庫) | |
榊 一郎 猫缶まっしぐら(ニトロプラス)
KADOKAWA 2017-02-01 |
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