【ボーダー感想】君に恋をするなんて、ありえないはずだった そして、卒業【2巻】
著:筏田 かつら(いかだ) イラスト:U35
「好きすぎて、……なんかもう、どうしていいのか分かんなかった」
2017年7月の新刊。約3日の積み。4ヶ月振りの新刊。献本を頂きました。有り難うございます。
衝撃の引きとなった上巻から4ヶ月、待望の完結編が登場。思いの外、早く刊行されて良かったな。このレーベルって次巻が出るまでに結構間が空くイメージだったけど。
さて、恵麻とすれ違ったまま向かえた大学受験を控えた靖貴は遠くの大学を受けることを考え始める。時間がすぐに過ぎ去り、靖貴が実家を出る日はすぐそこまで迫っていた……。
今回は冒頭にイラスト付きのキャラ紹介が。やだ、靖貴の周り、美少女揃いじゃない……。
ってか何でたむが紹介されていて、靖貴に告白してきた後輩である中条さんはスルーされているのか……。
靖貴の親友、克也も出ていないが、まぁそれは別に良いか(ぉ
そもそも恵麻と靖貴以外は表紙に出てないわけだが、この人物紹介のためだけにキャラデザ起こしたってことなの?
これが1期平成ライダーなら前回の大ピンチな引きも開始早々何とかなっちゃうんだろうけど、生憎そんなにさっくり解決しないんだよなぁ。お前等、いつまですれ違ってんだ、いい加減にしろ!ってやきもきさせられる。
靖貴は恵麻とのハイパーチャンスタイムはことごとく逃すくせに、脇役とのフラグは物凄い勢いで立てていくんだから、もぉぉぉぉおおおおお!もぉぉおおおおおおお!ってなる。
しかし久美子さんも魅力的なんだよなぁ……ぐぬぬ。久美子さんルート今からでも遅くないから書き下ろしてくれんかしら。
すれ違いの時間が長かった分、最後の甘酸っぱさが尋常じゃない。こいつ等、ようもまぁいちゃいちゃと……。
ようやく辿り着いた告白シーンではまさかの見開き挿絵が。力入ってんなぁ。
最後には2人の春休みの様子を描いた書き下ろしを収録。この構成だと、web版は結構あっさり終わっているんだな……。うーん、綺麗にスパッと終わる方が良いのか、それとも幸せな2人の様子をしっかりと見せてくれる方が良いのか……。
俺は後者の方が好きかなー。
そんな感じで無事完結してくれて良かった良かった。何ならもう1冊、ただ2人がいちゃいちゃするだけの巻を出してほしいまである。
結構売れたみたいな話をどっかで見た気がするし、もしかしたらまだ何かしら展開が期待出来たりするのか……。
燃:C 萌:A+ 笑:B+ 総:A+
シリーズリンク
・君に恋をするなんて、ありえないはずだった(2017/04)
君に恋をするなんて、ありえないはずだった そして、卒業 (宝島社文庫) | |
筏田 かつら
宝島社 2017-07-06 |
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