戦嬢の交響曲⑦
著:築地
俊彦 イラスト:赤賀
博隆
「俺には雪風しかいないよ」
約一週間半の積み。五ヵ月振りの新刊。毎度のことながら、全然そんな気がしねぇ……。
さて、思ったよりも早かった最終巻。戦嬢達の恋模様と、雪風と榛名の激突が描かれる。
決戦前夜にはかつて皆で鍋を囲んだ話に触れられる。これはFBonline掲載の短編のことなわけだが、ページ数少ないんだから、一緒に収録してくれれば良かったのに。そうすれば、シリーズ全体の評価がワンランクくらい上がったのに。
最後はまだ今後続編が書かれてもおかしくないような終わり方でした。
ラストシーンはLOVE寄せです。
総評
そういうわけで、美少女倒魔アクション『戦嬢の交響曲』全七巻でした。もうちょっとだけもうちょっとだけと思っている内に完結まで辿りついちゃったという。
切り捨てようと思うと面白くなるんだもんなぁ。
女の子だけの学校へ転校することになった主人公という設定だけを聞くと、普通にハーレムものとしか思えないんだが、イラストが好みじゃなく、全然そういう印象は受けなかった。
しかし、佑鹿が努力の末に周囲の信頼を勝ち取っていく展開は読んでいて気持ち良かったです。
築地さんのシリーズ全般に言えることだが、読み易さはピカ一。
何気に築地さん、初めてのシリーズ完結じゃね?だから、この機会に『ポリ青』をですね……。
燃:B 萌:B+ 笑:C 総:B+
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