【ラノベ感想】キラプリおじさんと幼女先輩③【3巻】
著:岩沢 藍 イラスト:Mika Pikazo
「さよならを、言えない人が、見つかったの」
2017年12月の新刊。約5日の積み。4ヶ月振りの新刊。
表紙のメインを飾るのは最強の幼女先輩こと林檎。
さて、キラプリ全国大会予選に参加する翔吾と千鶴。予選など楽勝と思われていた2人の前に立ちはだかった最強の幼女先輩。
2人は協力モードで林檎に打ち勝つべく、呼吸を合わせる合宿を行うことに……。
あれっ、キラプリって新種のスポーツなのかな?と錯覚させるほどに完全にスポ根展開である。
こいつ等、キラプリに対してストイック過ぎんだろうがよ……。キラプリ1本で道を切り開いていくの格好良い。
千鶴の引越し話が出た辺りから雲行きが怪しくなってきて、あれ、これはもしかして予選突破を1つのクライマックスとして完結する流れでは……。
読めば読むほど終わりに近付いていっていると確信に変わっていって辛かった。
別れが近いことを知しながらも、全力でキラプリを楽しむ2人の姿が胸を打つ。
ほんと、翔吾と千鶴はずっと一緒にいないと行けないんだよぉっぉぉぉおおおおおううぉおおおおんんんん!!って思いながら読んでいた俺です。
ご都合主義でも何でもいいから引越しが無くなってほんと良かった……(´;ω;`)
総評
そんなわけで女児向けアーケードゲームに懸けた青春、電撃文庫『キラプリおじさんと幼女先輩』全3巻、これにて打ち切り完結……かな?足掛け9ヶ月か。
まだまだ続けられる終わり方だし、完結って一言も言ってないから続刊を信じたいけど、ここで総評を書いておかないと、書かないままになってしまいそうなので断腸の思いで書きます。
俺は女児向けアーケードゲーム未経験者だけど、好きなものにかける情熱とそこから生まれる誇り高い精神にやられましたね。
ヒロインに昇格しそうなキャラは色々いたけど、最後まで千鶴との関係に焦点を絞って展開していたのが良かったですね。素直になれない千鶴可愛いよ千鶴。
親と対立展開や、翔吾のお母さんであるいすずさんの登場等、やれず仕舞いの要素が色々残っているので、しれっと4巻出たりしないかなぁ……。
やっぱり扱っているテーマがニッチ過ぎたのか……。
でもキラプリ内のブランドの設定とか凄く凝っていて面白いんですよ!着物シリーズのブランド名、厨二感漂っていてすこ。
頼む……続きを……。
燃:A+ 萌:A+ 笑:A- 総:S-
シリーズリンク
・キラプリおじさんと幼女先輩②(2017/08)
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キラプリおじさんと幼女先輩(3) (電撃文庫) | |
岩沢 藍 Mika Pikazo
KADOKAWA 2017-12-09 |
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