【映画】デジモンアドベンチャーtri. 第6章「ぼくらの未来」【最終章/感想】
「だんだん」
2018年5月公開。8ヶ月振り。今回もアマゾンプライムで。
何で最後の最後でサブタイの法則性を崩すんだよ……。「未来」で良かったでしょうよ……。
さて、いよいよ最終章。リアルワールドへと現れたオルディネモン。選ばれし子供達は太一不在の中、迫るリアルワールドのリブートという驚異の中、オルディネモンを止めようとするが……。
太一の不在、止められるとも思えないオルディネモンと絶望要素しかないのに、デジモン達がのん気過ぎやしないかな……。今そこでそのギャグシーン要る?というところが目立つ。
崩れる大地に飲み込まれた太一と西島先生が目覚めたのは何かの研究所のような施設だった。これは西島先生が太一を何とかここまで運んできてくれたってことなのかな。
この施設には大輔達、『02』の選ばれし子供達が囚われていた。キャラデザの都合があるので、シルエットのみで台詞も無し。
太一と一緒にリアルワールドへ転送された後は保護され、そのまま入院となった模様。えぇ、1章の冒頭で思わせ振りに出しておいて、このオチってお前……。まさか何も考えずにインペリアルドラモンとか出したってこと……?
西島先生は死んだんだろうか。十分生存している可能性もありそうだが。一方、姫川さんは回想シーン以外の出番無し。おいおい、あのままフォロー無しなのかよ……。嘘でしょ……。
メイクーモンの中には全てのデジモンのデータがバックアップされていた。これによりアグモン達の記憶も戻ることに。良かった……記憶トんだまま終了も普通にありそうだったからヒヤヒヤしたぜ……。
OPが無かったので今回こそ良い感じのタイミングで流れるだろうと思ったし、太一復活のタイミングしかないだろうとも予想がついたので、ドンピシャで良かった。どうせならそのまま決着までいってほしかったけどなぁ。
決着は8体のデジモンが融合したオメガモンマーシフルモードで。慈悲深いとかそういう意味なのか。えっ、オルディネモンをフルボッコにしていたような……。
最後までよく理解らなかったゲンナイやデジモンカイザーの姿で暗躍していた謎の男。イカレたキャラ設定が浮きっ放しだったな……。
結局、彼をぶっ飛ばすことは出来ず。しかもディアボロモンがどうのこうのっていう超意味深な台詞を残して撤収。
結局、『02』のエピローグに繋がりそうな要素は殆ど触れられなかったってことかなぁ。太一が西島先生の言葉で進路を変更したってことと、ヤマトがぼそっと宇宙飛行士を目指すと言っていたことくらいか。
EDはみんなで歌う『Butter-Fly』。名義の中で「with和田光司」となっているってことは生前に収録していたものに皆の歌を重ねたってことなんだろうか。
総評
そんな具合で今再び冒険が進化する『デジモンアドベンチャーtri.』全6章でした。足掛け2年半か。うーん、掛かった時間とクオリティが比例していないような……。
2章まではあの『デジモンアドベンチャー』が帰ってきた!という勢いがあったが、話が進むにつれて、どんどん辛気臭くなってしまったよな……。
とにかく芽心とメイクーモンの話を引っ張り過ぎたわ。しかも引っ張った挙句、消滅エンドではな……。
3章くらいでその話は決着して普通に9人目の仲間になれば良かったのに……。
アグモンとガブモン以外の究極進化を設定した点は評価したい。当時から明らかに進化出来そうな系統があったのに進化しなかったから残念に思っていたので、そこは嬉しかったですね。
完全新規の進化バンクも今風になっていて格好良かった。だからこそ、ここぞというタイミングで使ってほしかったんだけどな……。
しれっと発表された新展開というのは『tri.』のその先を描くってことなのか、はたまた別の何かなのか。かといって『02』の大輔達をメインに据えて集客力があるかって気もするし、普通に続編なのかなぁ。
『デジモンアドベンチャー』のネームバリューと選ばれし子供達の新キャストで集客量としては成功だったってことなんだろうか。まぁ、お金を落としてくれる層をピンポイントで狙ったということなのかもしれんが……。うーむ。
燃:A 萌:A- 笑:B- 総:A
エピソードリンク
・第5章「共生」(2017/09)
シリーズリンク
・デジモンアドベンチャー LAST EVOLUTION 絆(2020/02)
スポンサーリンク
ディスカッション
コメント一覧
まだ、コメントがありません