【ラノベ】西野 ~学内カースト最下位にして異能世界最強の少年~【感想】
著:ぶんころり イラスト:またのんき
「俺が助けると約束したのだから、アンタが死ぬ道理はない」
MF文庫J2018年4月刊行物。約1週間半の積み。
このライトノベルがすごい!2019で紹介されていて気になったので。元はカクヨムの連載作品。
著者のぶんころりさんのデビューシリーズは『田中 ~年齢イコール彼女いない歴の魔法使い~』というらしい。タイトルをありふれた名字にしないと気が済まないのか。
無駄にスタイリッシュなタイトルロゴが腹立つw
異能業界で最強と目される少年、西野五郷(にしの・ごきょう)はある日、青春の尊さに気付く。高校生活をエンジョイするべく動き始める西野だったが、主人公らしからぬフツメンの彼には厳しい道のりで……。
異能といっても厨二臭い設定は一切無いので、その辺は期待しない方が良かろう。
何だろうな、特別、西野の言動がフツメンのお前が言っても間抜けなだけなんだよバーカバーカ!という風に感じないんだよな……。漫画ならまた違うのかもしれないが……。
むしろ語り手が西野を貶めようとしてない?すぐフツメンフツメン連呼するし。
むしろ失敗してもちゃんと反省して対策を考え、自分が間違っていると認めれば素直に謝罪する西野って、めっちゃ良い奴なのでは……。
彼の周囲にいる人間の方がクズな奴等に見えるけどなぁ……。いやまぁ、普通は人の内面なんて理解らないんだから、ちゃんと処世術を身に付けている周囲の人の方がまともということになってしまうんだろうけども。
愚直なまでにキートンのスーツを求める西野の姿に、スーツ屋の店員が感銘を受けるシーンが無駄にアツくて笑う。しかも、その結果上手いこといくわけじゃないのかよw
そしてヒロインのローズ。語尾を「~のだけれど」で締める台詞多過ぎじゃない?かなり鼻につく。
巻末に後書きは無く、変わりに何故か『僕は友達が少ない』の平坂読さんの解説が掲載されている。ってかMF編集部と平坂さんの関係って良好なんだろうか。
次は2018年5月、9月、2019年1月と続きますが、あまりノリ切れなかったし、俺はここで終わりかなー。
燃:B+ 萌:A- 笑:B+ 総:A-
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