【ラノベ】小鳥遊ちゃんは打ち切り漫画を愛しすぎている【感想/ネタバレ】
著:望 公太 イラスト:桶乃 かもく
「私が求めてるのは散り際の美しさです!土俵際の美学です!敗者の生き様です!」
MF文庫J2024年4月の新刊。約2日の積み。『元カノとのじれったい偽装結婚』2巻から2年9ヶ月振り。
タイトルの「小鳥遊」は「たかなし」ではなく「ことりゆう」と読みます。何故そんな紛らわしい名前にしたのか……。
短編で勝負して、成績優秀者は長編にブラッシュアップした上での刊行が約束されるコンテスト、第2回MF文庫JevoでトップPV数を獲得したそうな。これはプロ作家がエントリーするものなのね。
タイトル通り、ヒロインがジャンプっぽいアンケート至上主義の週刊漫画雑誌の打ち切り漫画についてアツく語るという内容。
表紙の小鳥はちゃんと漫画雑誌の後ろの方を読んでるのねw
短編始まりではないと絶対やれないような捻くれたネタをぶっこんでくるじゃねーかw
確かに、ラノベでも何でも、んン~~~~これは打ち切られそうですね~~~~~????と予想しながら読むの楽しいよねぇ。
これは望さんが誰かと議論しながら作っていってるのかな。小鳥の発言が望さんの考えなんだろうけど、その反論は自分の脳内会議で作ってるのか、はたまた友人知人の意見なのか。
えっ、望さんの作品なのに年上ヒロインじゃない……だと……?なに性癖封印してんだよ!もっとアツくなれよ!!
年上ヒロインじゃなかったのって『異世界テニス無双』くらいまで遡るんじゃないか?6年前くらいか……。
長編としてまとめるためか、最後に不思議要素を入れてくるとは。急にどうした?って思っちゃったわ。そこは素直に甘酸っぱいラブコメ路線で良かったのでは?
まぁ、謎の不思議要素って一昔前のMFを思い出すけども。
これは流石に単発かなぁ。続けられなくはないかもだけど、相当苦しいだろうしなぁ……。
燃:C 萌:A 笑:A 総:A
著者リンク
・僕はやっぱり気づかない(HJ文庫、2011/08)
・HAPPY DEATH DAY 自殺屋ヨミジと殺人鬼ドリアン(GA文庫、2011/09)
・異能バトルは日常系のなかで(GA文庫、2012/06)
・ウチのクラスの頼りないラスボス(HJ文庫、2013/01)
・黒き英雄の一撃無双 1.受難の女騎士(HJ文庫、2013/10)
・異界神姫との再契約Ⅰ 暴風再愛(2014/12)
・アイサレワールド I really, truly surrender to you. 冬美原久真部の解決日誌1(HJノベルス、2015/08)
・最強喰いのダークヒーロー(GA文庫、2016/06)
・ラノベのプロ! 年収2500万円のアニメ化ラノベ作家(ファンタジア文庫、2016/12)
・最悪探偵(NOVEL 0、2017/02)
・異世界テニス無双 テニスプレイヤーとかいう謎の男がちょっと強すぎるんですけど!(GA文庫、2018/01)
・ちょっぴり年上でも彼女にしてくれますか? ~好きになったJKは27でした~(GA文庫、2018/05)
・神童勇者とメイドおねえさん(MF文庫J、2019/02)
・性春デイズ ~男子高校生の性の心理戦~(LINE文庫エッジ、2019/12)
・娘じゃなくて私が好きなの!?(電撃文庫、2019/12)
・きみって私のこと好きなんでしょ? とりあえずお試しで付き合ってみる?(GA文庫、2020/04)
・元カノとのじれったい偽装結婚(MF文庫J、2021/02)
・元カノとのじれったい偽装結婚 2巻(MF文庫J、2021/07)
・仕事帰り、独身の美人上司に頼まれて(スニーカー文庫、2023/06)
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