九罰の悪魔召喚術Ⅲ
著:折口 良乃 イラスト:戌角 柾
「僕らの誇りは、負けないこと」
約5ヶ月3週間半の積み。4ヶ月振りの新刊。タイトルの「Ⅲ」は「トロア」と読みます。
これまで表紙はアイム単独だったが、今回は七罪も登場。
前巻でアイムが学校に通うようになったけど、今回はその要素は全く活かされてません。つーか、今回は謝肉祭で学校自体がお休みというワナ。
友人の羽堂から、丘の上の屋敷に住む魔女のことを聞いた九罰はアイムとずっと一緒に居る方法を見付けるため、その女性を訪ねることに。そこで思わぬトラブルに巻き込まれて……というお話。
エピソード的には九罰とアイムの話というよりは、新登場のイヴと悪魔アンドラスの関係性に焦点が当てられている印象。
加えて、やたら伏線臭いものが見えるので、次のエピソードへの前哨戦といったところか。
しかし、本作が刊行された翌月に新シリーズ『死想図書館のリヴル・ブランシェ』が開始という不思議。
てっきり『九罰』は3巻で打ち切り完結するんだと思ってたんだけど、明らかに4巻へ続いてんだよなぁ。
それとも、3巻の売上を伸ばすために、伏線臭いこといっぱい書いてるとかなのか?
燃:B- 萌:A- 笑:C+ 総:B+
ディスカッション
コメント一覧
まだ、コメントがありません