【小説】旧談【感想】
著:京極 夏彦
「現在、息子さんは自分の位牌と暮らしてますよ」
2016年1月の新刊。約3年5ヶ月半週間の積み。隔月刊行。シリーズ第4弾。
表紙はわぁい猫ちゃんだ~!と手放しにハシャぐにはちっとばかし不気味か。耳の中の模様もよく見ると気持ち悪いな。
さて、前3冊と同じノリで行くのかと思いきや、今回は趣向を変えて江戸時代の随筆集『耳嚢』から抜粋したエピソードを現代人が読み易いようにアレンジしたショートショート集となっている。併せて原文も収録。
また単行本時はタイトルが異なるため、敢えて文庫版と表記していません。
とは言いながらも談シリーズの1冊に加えた以上は不気味な話のオンパレードであることは想像に難くないわけで。
どのお話も気色悪いが、行方不明になった人が戻ってくるパターンが一番気持ち悪いかなぁ。空白の期間、一体何が起こっていたのかって想像すると……。
巻末には京極さんと宮部みゆきさんの対談を収録。そう言えば宮部さんの本って読んだことない気がするな。
燃:C 萌:C 笑:C 総:A
シリーズリンク
・文庫版 眩談(2015/11)
・文庫版 鬼談(2018/02)
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