【コミカライズ】コミック版 狂骨の夢(下)【感想】
原作:京極 夏彦 漫画:志水 アキ
(そう、この事件はこの世のものじゃない。彼岸の事件だ)
2016年11月の新刊。
入り乱れていた複数の不気味な出来事が1本の線で繋がっていく。今回のエピソードでは京極堂の登場は随分と遅い印象。
しかし彼が出撃準備に入ったときの安心感は異常である。
直前に読んだ『魍魎』に比べて歴史的要素が強く、2人の朱美、何人も出て来る復員服の男とややこしい要素もあって油断するとたちまち理解らなくなる。
今回の事件の一番の被害者といえば宇多川先生なのでは。何も悪いことしてはらへんのになぁ……。関口先生の良き相談相手になってくれそうだったのに……(´;ω;`)
そんなわけでハイクオリティなコミカライズでした。次も楽しみ。あっ、これは原作通りの順番で展開されているわけじゃないのか。
雑誌連載順に並べると、魍魎、狂骨、姑獲鳥、百鬼徒然袋、絡新婦、鉄鼠となる。文庫化は原作通りの順番に並び替えているようなので、次は鉄鼠が出るのかしらん。
漫画としての再構成は誰がやっているんだろう。志水さんが主体となって、そこに編集さんと京極さんの監修が入っているという感じなのかな。
燃:A 萌:A- 笑:A- 総:A+
シリーズリンク
・コミック版 狂骨の夢(上)(2016/11)
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