ヴィークルエンド
「おれたちはおれたちのために、流れを加速しなけりゃならないんだ。少しでも速く、速く、より速く━━あんたみたいな勘違いをしているやつが、押しつけられた不幸に負けないように。自分を認められるように。せめて異なる価値に気づけるよう、だれのためのものでもない、自分の歌を歌えるように━━
━━疑うんなら、生きて、見ていろ。アンパサンドがそれを為す」
約5ヶ月1週間半の積み。電撃文庫。『紫色のクオリア』から1年、ようやくうえおさんが復活です。って、『悪魔のミカタ』と『シフト』はどないなってんねん。
舞台は近未来の日本。サプリと呼ばれるクスリが無いと、自分の感情を制御出来ない子供が当たり前に生まれる世界で、自分の身体を乗り物のように知覚し、速さを競うレース、ヴィークルレースに飛び込んでいく少年、羽鳥の物語。
ストリートギャングっぽい雰囲気が好きな人には堪らんかもしれんが、個人的には今一つ。そもそもヴィークルレースという競技自体に興味が持てなかった。
ヴィークルレースが生まれるきっかけとなった要因の部分は面白いと思ったんだけど、レースっていう時点であんまり興味が……。
一切、続編の発売が発表されないことから単発ものなんだろうけど、その割にはキャラ出し過ぎじゃね?勿体無いと思うんだけども。
燃:C 萌:C 笑:C 総:B
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