【映画】響 -HIBIKI-【感想/ネタバレ】
「読むのも書くのも好き。心に直接触れてるみたいで━━」
2018/09/14公開。
映画館で何回も宣伝を見ていたら気になってくるじゃないですか。ケーブルテレビで放送されていたので視聴。
原作は『響 ~小説家になる方法~』という漫画。ウィキペディアを見た感じ、1巻から6巻の途中までを映画化した感じっぽいね。
小説を書くのも読むのも大好きな女子高生、鮎喰響(あくい・ひびき)。自分の価値観を確かめるためだけに投稿した小説が受賞し、一躍時の人となった響は小説の全ての行動基準の中心に置く破天荒な振る舞いで周囲の人々に様々な影響を及ぼしていく……。
響はとにかく好戦的で、自分の敵と認定した相手には容赦しない。自分の身の安全に無頓着なのは、大丈夫だという絶対の自信があるというよりも自分自身ですらも優先対象に入っていないってことみたいだね。何かの拍子にあっさり死にそうだよな……。
いやしかし悪即斬と言わんばかりに敵を見付け次第ぶっ殺そうとする響のスタンスは見習いたい。舐められたら負けだもんなぁ。
面白くなかった本をゴミ扱いするのは酷いと思うが……。
作者の人間性と作品の面白さは切り離して評価されるべきか、というのがこの作品のテーマの1つっぽい。
切り離すべき、とは思うが、それでもやっぱり作者の人間性がアレだと知ってしまうと作品に触れる際に余計なフィルターが掛かっちゃうよなぁ。
そう思うと、我々はむやみやたらにクリエイターの内情を知らない方が良いのかもしれん……うーん……。
でも好きな本の作者がどんな人かって気になるじゃんね……。
最初、響のお目付け役っぽく登場した幼馴染みの少年、引くほど存在感無くてワロタ
一方、響の強烈なキャラクターを際立たせるために利用された不良っぽい塩崎先輩、中盤にはすっかり馴染んでいて可愛いw
原作漫画を映画の尺に収めている関係上、やむを得ないことではあるのかもしれないけど、次々と話が進んで駆け足に感じてしまった。
新しい登場人物が出て来てイキり散らかしたかと思えば、すぐに響の才能に打ちのめされちゃうから、めっちゃ小物っぽく見てしまう。
で、そういう展開を繰り返している内にEDへ。あれ、何か盛り上がりもあまりないままに終わってしまったな……。淡々とラストまで運ばれてしまった印象である。うーん?
部分部分は面白かっただけに拍子抜けしちゃったな……。
燃:C 萌:B+ 笑:A- 総:A
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