【ラノベ】Xの魔王 3巻【最終巻/感想/ネタバレ】
著:伊都 工平 イラスト:万国 あゆや
「ハーレムに爆発はつきものだ」
2010年11月の新刊。約10年11ヶ月2週間の積み。9ヶ月振りの新刊。
さて、公務に復帰したカルセ。自分の使命に向き合おうとするも、そうすんなりと上手くもいかず。そんな中、勇者と魔王の間で気持ちが揺れ動いて……。
中盤まではちょっと暗い気配を感じさせつつも、割と軽いノリでラブコメちっくな展開が続く。あれ、こんな話だったっけな……?と思わせておいてからの新たな魔王軍の侵攻開始である。
ここから禍々しい魔物によるモブの殺され方がえげつなくてなぁ。徐々に身体を溶かされていくのはキツかった……。街も一瞬で壊滅させられるし……。
でもモブがいくら死んでも関係無いぜ!と言わんばかりに最後は軽いテンションに戻ってるの怖ぇな……。躁鬱の感情がバグってくる。
後書きで明言はされていないが、打ち切り完結なんだよな……?
総評
そんなわけで伊都さんの作品はやっぱり難解なのか。トライアングルファンタジー、MF文庫J『Xの魔王』全3巻、これにて完結。
テンションの乱高下が激しかった印象ですねぇ。ノリに馴染んできた途端に梯子を外されるというか。
次は2011年12月に新作『犯人は夜須礼ありす』。
燃:B+ 萌:A- 笑:B+ 総:A-
シリーズリンク
・Xの魔王 2巻(2010/02)
著者リンク
・犯人は夜須礼ありす(2011/12)
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