【ラノベ】すまん!クラスで人気の文学少女がスカートを短くしたのはオレのせいだ【感想/ネタバレ】
著:ヰ森 奇恋(いもり・きれん) イラスト:うなさか
逆転の発想!
コペルニクス的転回!
健全のパラダイムシフト!
健全のパラダイムシフトw
ファンタジア文庫2024年5月の新刊。約6日の積み。デビューシリーズ『「一緒に寝たいんですよね、せんぱい?」と甘くささやかれて今夜も眠れない』が2巻で終了したヰ森さんが10ヶ月振りに復活して送る新作。
タイトルに釣られて購入。表紙ではにかみながら三つ編みをほどいているヒロインの図が実に良いですねぇ。
女を殴ってそうと陰口をたたかれることが日常茶飯事な主人公、筧理比斗(りひと)。そんな彼ははある日、クラスで人気の文学少女、古川葉桜にオトナになるために弟子入りしたいと懇願される。戸惑いながらも葉桜と一緒に行動する内に理比斗の心境は変化していって……。
文学少女がスカートを短くするというシチュエーションにエモさを感じたのだが、どうにも葉桜が文学少女だという前提がピンとこなかったなぁ。どんなキャラか理解る前にたちまちイメチェンしてしまって、以降文学少女モードはほぼ出て来ないんだもの。両モードを行ったり来たりするものとばかり。
それに文学少女がクラスで人気というのもよく理解らん感覚である。密かに人気とかならまだ納得も出来るけれども。
それに理比斗の女殴ってそうな立ち振る舞いというのもなぁ。あまりにもこじつけくさいというか。何やねん女殴ってそうって。目つきが異様に悪いとか女遊びが酷そうとかで良かったのでは……。「女を殴る」っていうフレーズ自体がかなり印象悪くてなぁ。
文学少女を前面に押し出すタイトルにしておきながら2/3程度はもうひとりのギャルヒロインに紙幅を割いているのも気になっちゃう。軸がブレ散らかしてないか~?これなら「女殴ってそうな俺がなんちゃらかんちゃら」みたいなタイトルの方がピタッとハマッたんじゃないかしら。いや、流石にタイトルで「女殴ってそう」はマズいか。
そんなわけで悪いというレベルではないのだが、続きが出ても買わないと即決出来る程度でしたね。
燃:C 萌:A 笑:A- 総:A-
イラストリンク
・五人一役でも君が好き(2021/07)
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