コードギアス 反逆のルルーシュR2 TURN-4-

コードギアス 反逆のルルーシュ R2 TURN―4― (角川スニーカー文庫)

ストーリー原案:大河内 一楼/谷口 吾朗 著:岩佐 まもる イラスト:木村 貴宏/toi8

「撃っていいのは……撃たれる覚悟のあるやつだけだ」

約七ヶ月二週間半の積み。三ヶ月振りの新刊。アニメの放映が終わるとモチベーションダダ下がりで後回し後回しにしていたら、物凄い積み期間となりました。積み過ぎて埃被っていたのは秘密。

表紙はルル様、スザク、ナナリーの三人だが、ナナリーの横乳がえらいことになっとります。けしからんw
口絵四ページ目はまさかの一期のノベライズ0巻の表紙の使い回し。使い回すにしても、もうちょっと別のところから持って来てくれよ……(´・ω・`)

さあ、いよいよ最終巻。今回はTURN19からFINALTURNまでを収録。いつも通り、ブリタニアサイドのシーンが圧倒的に多い。ルル様の出番は殆どストーリー進行に最低限必要な部分しか描かれていない。

また、文章で書かれている分、設定解説がやり易いらしく、アニメでは結局よく判らないまま放置されていたC.C.とスザクの接触時の共鳴みたいな反応の説明がなされた。

更に決して優しい母などではなかったマリアンヌの姿が克明に描かれている。怖ぇええええEEEEEEEEEEEEEEEEEEEE!!
と思っていたら、色々振っ切ったナナリーがもっと怖ぇええええええええええええEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEE!!!!
アニメでは殆ど見られなかった彼女本来の激しい気性全開な姿が見られる。かなり醜い部分も見えるので、ただの萌えキャラと思っていると足元をすくわれる可能性が。

ラストシーンはアニメと同じなのだが、C.C.の乗っている荷馬車の御者って誰なんだ?いかにも登場人物の誰か、みたいな演出がなされているが……。

総評
そういうわけで、『コードギアス 反逆のルルーシュ』ノベライズ、一期と合わせて、本編九冊と外伝二冊、総計全十一冊でした。著者の異なる『生徒会事件簿』は省いています。

アニメと同じ設定で違ったストーリーを展開するでもなく、アニメと異なる設定でオリジナルストーリーを展開するでもなく、アニメでは描かれなかった裏の部分に焦点を当てるという構成が非常に面白かった。副読本として最適な構成。
設定解説が比較的容易とう文章媒体の特性を活かしながら、かつキャラクターの心情描写にも力を入れた良作だったと思う。

スニーカーの他のノベライズもこんなにクオリティ高いのかな。

燃:A- 萌:B+ 笑:C 総:A+

コードギアス 反逆のルルーシュ R2 volume09<最終巻> [Blu-ray]
コードギアス 反逆のルルーシュ R2 volume09<最終巻> [Blu-ray]