ギャルゲヱの世界よ、ようこそ! Extradisc
「暎那ちゃん、まだ発酵しちゃ駄目!」
2011年11月の新刊。約8ヶ月2週間半の積み。3ヶ月振りの新刊。
いよいよ最終巻。ナンバリングとしては外伝扱いとなる。最後の本となる今回は、文庫未収録短編を中心に構成、描き下ろしで、その後の話が描かれている。
表紙のメンバーは、どういうチョイスなんだと思ったら、本編最終巻で出てないヒロイン勢なのか。
いやまぁ、ヒロインと呼んで良いのか、よく理解らん人も混ざってるけども。
口絵見開きはヒロインの水着カットなんだけど、構図の所為で、扱いに結構な差が……。春姉なんて顔しか見えないぞ……。
まぁ、高橋さんの扱いが良いめだから問題無いです。
『おさななじみですることぜんぶ』
FBonline掲載。理恵にスポットを当てた短編。ラブコメの王道パターンのアレ。
『運命歪曲のエクスチェンジ』
FBonline掲載。
翔也の従弟がフェアリーテールシステムでFPSを投影するお話。本編では基本的に、みんな美少女ゲームを投影してるから、こういう話は聞けないんだよな。
フェアリーテールシステムに関しては、スピンオフで色々作れそうだよな。RPGやアクションを投影する話も読んでみたいかも。
『シルバーブレット アドホックモード/ラストエピソード』
FBonline掲載。暎那が小学校に通うようになるエピソードと本編最終巻の裏で、秀之を何をしていたかが語られる。
本編では断片的にしか語られてなかったからな。
暎那絡みで、秀之が高橋さんにボコられる展開が好きなので、もっと読みたかったです。つまり誰かを虐げてる高橋さんがもっと見たいということで(ぉ
『それぞれの未来』
書き下ろし。春姉の卒業にあたり、皆はそれぞれの進路のことを思う。
ゆうきが予想以上にデレデレな件。
ってか、みんな、将来見据え過ぎだろ……。いや、そりゃ世界分割なんて事態に遭遇すりゃそうなるのかもしれんけど。
何にしても、武紀だけじゃなくて、みんながハッピーエンドを迎えられて良かったよかった。
総評
ってなわけで、誰もが一度は夢見る美少女ゲームの主人公に自分がなったらどうなるかを描いた意欲作『ギャルゲヱの世界よ、ようこそ!』、外伝を含めて全11巻、これにて大団円。
ふざけたタイトルとは裏腹にシリアス、かつアツい展開を見せた上、最終的にはSFチックな内容まで盛り込んで、なかなか読み応えのあるシリーズになったと思う。
まぁ、メディアミックスには向かない方向性になっちゃったけども。
俺もフェアリーテールシステム使いてーなぁ。まぁ、何を投影するんだって話になるんだけども。
つーか、ゲーム限定だと更に悩むな……。
そして、一番可愛いヒロインは高橋さん。異論は認めない。
黒髪ストレート最高ですよね。
次は2012年8月に美少女ゲームのノベライズ『大図書館の羊飼い overture』。
え、ノベライズ……?筆力ありそうな人にはオリジナルを書いて欲しいけどな……。
燃:B- 萌:A+ 笑:B+ 総:A+
シリーズリンク
・ギャルゲヱの世界よ、ようこそ! disc8(2011/08)
ディスカッション
コメント一覧
まだ、コメントがありません