レンカク -告白決闘カードゲーム-
『自分(デッキ)を消費して!個性(カード)を駆使して!相手に愛情をアピールする!それは告白(リアル)とまったく同じでありながら、どこまでも遊戯(ヴァーチャル)に準ずる。でも━━』
『伝えたい〝想い〟は同じで一つ!!』
スーパーダッシュ文庫2012年12月の新刊。約1週間の積み。
『ガン×スクール=パラダイス!』でデビューしたものの、それ1冊きりで長らく新刊を出していなかった穂邑さんが5年3ヶ月振りに復活。よく復活出来たな……。
粗筋を読んだら面白そうだったので購入。表紙が綺麗だったというのもある。
桑島さんは、一迅社文庫『前略 嫁当たりました。』等のイラストを描いてるのか。
さて、親友の幼馴染みの少女、夏奈に想いを寄せる主人公、陽平。そんな彼の元に、ある日、ご先祖から受けた恩を返すために嫁入りしに来たという少女、美月が現れる。
彼女は陽平を幸せにするために、レンカクというカードゲームで夏奈への告白を薦めるが……というお話。
ラノベ界にありそうで、なかなか無いカードゲームもの。まぁ、ルール設定なんかの手間を考えるとなぁ。
今パッと思いだせるのって、ファミ通文庫『神牌演義』だけなんだけど。
何にしても、告白をカードゲームに見立てるってのは面白い。この場合の告白というのは、恋愛だけに限ったものではない。
あまりガチガチにルールを固めると、ストーリーが展開し難くなるからか、カードの種類やルールの説明は、大雑把にされているだけ。
とはいえ、同じカードが数回登場するなど、一応カードゲームらしさは残してある。そりゃ全部のカードが一発ネタだったらアレだしな。
パッと見、女の子がいっぱい出て来そうな雰囲気だけど、実は昨今のラノベにしては男性比率、更に挿絵登場率が高め。ガチホモも居るよ!
結構、熱血なノリだし、ビジュアル化したら映えそうなんだけど、続けるのが難しそうだよなぁ。3巻くらいまで続けば御の字ってところか。
燃:A- 萌:A 笑:B 総:A
イラストリンク
・ストレンジムーン 宝石箱に映る月(電撃文庫、2013/06)
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