まほらば <5>

まほらば 5 (ガンガンWINGコミックス)

作:小島 あきら

「女の子なのに『ボク』……」
「女の子なのに…『ボク』…」
「……Correct!!」

表紙は早紀と朝美。背景にはその他の住人達が。白鳥君の小ささに悲しくなるが、灰原さんがまたもや居ない事実にもっと悲しくなるぜ……。
桜の木の下ということで、色合いが実に綺麗です。

さて、白鳥隆子爆誕と以前から名前の出ていた梢の人格、千百合の登場が今回の肝。
これで梢の人格は主人格を含めて、全五種出揃いか。人格によって、髪型と小道具で差別化が図られているのが面白い。

また、女装させられた白鳥君こと隆子は「彼」と運命の出会いを果たす。やってることは阿呆な内容なのに、今後、重要な要素として絡んでくるから油断がならない。

沙夜子さんの夢のエピソードは、何じゃこれと思っていると、最後に読者の『まほらば』マニア度が判るオマケ企画が。単行本のみだけなので、雑誌掲載時は何じゃこれ状態だったんだろうなぁ。
ただ、沙夜子さんに絡む重要な要素が見え隠れしていることに注目したい。次の巻で表面化する筈。

梢と珠実の出会いのエピソードでは、小学生時代の二人の姿が拝める。珠実、人格変わり過ぎだろ……。
ここで、珠実の鳴滝荘への入居タイミングが灰原さんと黒崎母娘よりは後であることが判る。

描き下ろしおまけとして、サイコロを使って遊ぶ対戦型ゲームが付いている。凝り過ぎワロタ

燃:C 萌:A+ 笑:B+ 総:A+

漫画

Posted by お亀納豆