ストレイト・ジャケット10 ニンゲンのオワリ -THE DEATH BELL 1st.HALF-

ストレイト・ジャケット10 ニンゲンのオワリ  THE DEATH BELL 1st.HALF (富士見ファンタジア文庫)

著:榊 一郎 イラスト:藤城 陽

「レイオット」
あなたが……好きです」

うわぁあああぁあああああああ。

約一ヶ月一週間半の積み。五ヶ月振りの新刊。『ストジャ』が半年待たせない……だと……?『フラグメント』三巻の後書きがマジだったとはな……。本編は一年一ヶ月振り。
上下巻構成のとき、今までは「FIRST HALF」って表記だったのに、何故か今回は「1st.HALF」な不思議。

さあ、上下巻構成で、いよいよラストエピソードです。流石に、ここまできたら一冊に収まんなくなっちゃった。てへ☆ってパターンは無いかな。
榊さんって、分冊すると返って分厚くなるよね。『ポリフォニカ』もそうだったし。約470ページという大ボリューム。

遂に〈資格者(クオリファイア)〉が大々的に動き出した。政府は秘密裏にこれを掃討するため、戦術魔法士をかき集め始める。その中には勿論レイオットやフィリシスの姿もあった。
相変わらず、堅実なストーリー展開だけで、ぐいぐい読ませる安定感あるシリーズです。
で、最終章にきて、まさかのLOVE寄せとはな……。正直、予想外でした。レイオットとカペルテータの関係はそんなに劇的に変わらず終わると思ってたけどなぁ。いや、この展開はこの展開で。
シモンズ姉妹にもLOVEの気配アリでニヤニヤが止まりません。

そしてトリスタンを襲う〈資格者〉の計略。オッフェルトリウムと対峙するレイオットとフィリシス。
絶望的過ぎる状況の中、最終巻へと続く。せめて半年以内には出してほしいが……。

巻末には藤城さんと榊さんのコメント付きラフイラスト集が付いてます。
後書きによると、お子さんが生まれたそうで。そんなことブログに書いてありましたっけ?
それはともかく、もうすぐ子供が生まれるってときに〈エレンディラ〉のネタを書いてたとかミラクル過ぎるw

燃:A+ 萌:A 笑:B- 総:S-

神曲奏界ポリフォニカ ジェラス・クリムゾン 神曲奏界ポリフォニカシリーズ (GA文庫)
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