アスラクライン⑧ 真夏の夜のナイトメア(新装カバー)
著:三雲 岳斗 イラスト:和狸 ナオ
「ごめん、操緒━━僕は今からおまえを傷つける」
『だいじょうぶ。操緒はずっとついてるよ』
表紙は奏っちゃん。恐らく描き下ろし。俺の妄想表紙では氷羽子かなぁ。クルスティナでも良いけど。でも今後の展開を考えると、氷羽子だろうな。
さて、夏休み編。アニアのホームステイにかかる経費は全て智春の財布から賄われているので、彼は杏の誘いで泊まりがけのバイトをすることに。
バイト先のペンションの近くには偶然一巡目の世界の遺跡があって、そこには加賀篝もやって来ていて……という話。
というわけで、加賀篝退場の巻。加賀篝チーム全員集合のモノクロ扉が切ねぇ……。
今回は新たに鳳島氷羽子が登場。不可解な行動を見せる彼女。既にシャーリーズが居るので、炫部長と契約済み。結構思わせぶりなことを話してるので、この段階で契約者が部長であることは十分推測可能だったのね。
智春達を助けてくれるのは今はまだ障害になっていない、若しくは直貴が現れるまでの餌として利用するためか。
加賀篝が狙っていたのは遺跡の中にあった謎トランク。氷羽子が持っていくのは理解るんだけど、何で加賀篝が狙ってたんだ?単に科学狂会に良いように使われただけなのか。
これって《鋼》のイクストラクタなのか。
加賀篝を捕えた功績で昇進を狙って、越権行為を行っていたGDの里見。アニメでは憎めないキャラみたいなオチが最後についていたけど、こっちではやんちゃし過ぎて、氷羽子に右手首を切断されてました。エグいな、おい。まぁ、この世界の技術なら何とでもなりそうだが。
智春を助けるために、少しだけ姿を現した直貴。ここで智春は鋼色の機巧魔神を目撃することに。
加賀篝は直貴へ至るための手がかりとして、操緒の姉、環緒さんを調べることを勧める。
また、彼は智春達に機巧魔神が造られた意味を教えてくれる。この辺が理解ったような理解らんような。
後書きでは前巻に続き、巻末におまけが無いことを謝ってるけど、書き下ろし長編なんだから、おまけなんて無いのが普通じゃね?
というわけで、加賀篝退場編でした。彼と琴里とクルスティナの物語が描かれることは無いのだろうか。
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