時をかける少女

時をかける少女 (角川つばさ文庫)

著:筒井 康隆 イラスト:いとう のいぢ/清原

 

「じゃあ、いってしまおう。きみが、好きになったからさ」

 

 LOVE

 

 三月三日に創刊された角川つばさ文庫のファーストラインナップの一冊。表紙がのいぢさんとか釣り過ぎると思いつつも購入してしまいました。本作だけ各書店で品薄になるという状態に陥った模様。

 のいぢさんのカラー絵はズルいよなぁ。

 

 ちなみに、のいぢさんはカバー絵とその折り返しのみで本文挿絵は案の定別の人が書いています。

 

 児童書を装っておきながら、明らかに大きいお友達狙いの作品が混じっているのが非常にアレでナニ。ちびっこをラノベに引きずり込もうという思惑もあるらしいが。

 

 表題作の他にショートショートを三本収録。

 

 さて、筒井さんの代表作なわけですが、これって別に特別に漢字を開いたりしてないよな?とすると、「彼女」がデフォルトで「かの女」と書かれていることになるが、すんごい読み難いんですが……。

 

 まぁ、内容は普通です。でも主人公ポジションの二人が和子と一夫って、もうちょっと捻りようはなかったのかと言いたくなるようなネーミングだな……。

 

燃:C 萌:A 笑:C+ 総:B

角川つばさ文庫

Posted by お亀納豆