烈風の魔札使と召喚戦争 <3>

烈風の魔札使(マージ)と召喚戦争 3 (オーバーラップ文庫)
著:森田 季節 イラスト:クロサワ テツ

「さあ、おいでませ、愛甲商店へ。お売りできるのはダメージだけだけどな」

2014年3月の新刊。約2週間半の積み。4ヶ月振りの新刊。
さて、ネオアルカディアへと召喚された2人目のカードバトラー愛甲漣雅(あいこう・れんが)の登場により、戦いは激化する。
エイジのデッキは多少のカードの変更はあれど、大幅に変わることはないのかと思ってたんだけど、早くもガラッと構成を変えてきたな。

ゲームとしてのカードを知っている者だからこそ出来るコンボという概念が牙を剥く。
無限魔力とか、そんなんアリかと思ったけど、実際のカードゲームでもあり得るんだな。
カードゲーム寄りの話が一気に増えたので、読んでいて非常に楽しい。あー、カードゲームやりたくなってきたわー。

で、漣雅に敗北したエイジが目を覚ましたのは元の世界。舞台はずっとネオアルカディアだと思っていたから、これは驚きである。
ここでエイジには、ひたきという可愛い幼馴染みが居たことが判明する。なのに異世界からの召喚に二つ返事で応えたエイジェ……。

ゲームのルールに則ったバトルが増えたので、挿絵の一部は戦場のカード展開状況を図解する感じでも良い気がするな。

今回もまたフラグが立つわ立つわ。その内、芹香先輩のフラグも立つんじゃないか……。
ちょっとずつ世界の秘密にも迫ってきたし、これは面白くなってきたぞ。2つの世界を行き来する展開だと、なお面白いんだが。

燃:A 萌:A+ 笑:C 総:A+

シリーズリンク
烈風の魔札使と召喚戦争 <2>(2013/11)
烈風の魔札使と召喚戦争 <4>(2014/07)

オーバーラップ文庫

Posted by お亀納豆