【ラノベ】スペル&ライフズ1 恋人が切り札の少年はシスコン姉妹を救うそうです【1巻/感想/ネタバレ】

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著:十利 ハレ(とおり) イラスト:たらこMAX

「あるさ。ずっと隣に━━切り札は変わらねえ、俺の恋人だけだ」

オーバーラップ文庫2023年1月の新刊。約2日の積み。第9回オーバーラップ文庫大賞金賞受賞作。応募タイトルは「スペル&ライフズ ~一億分の妹に出会うまで~」。
カードゲーム小説と聞いて買ってきました。サブタイはクソダサいが、シンプルなメインタイトルはなかなか格好良いじゃないのよ。長ったらしいタイトルが多い中、シンプルなものが刺さるというか。

スペル&ライフズ。魔法と召喚のカードを駆使して戦うカードバトル。カードを使う力に覚醒した少年少女が戦いを繰り広げる人工島、色藤島(しきとうじま)で生き別れた妹を捜す主人公、桐谷駿はある日、不正渡航で島へとやって来た少女と出会う。彼女の願いは音信不通になった姉に会いたいというもので……。
なお、カードゲーム風異能バトルであってホビーものではありません。

プレイヤーあらかじめ構築した30枚のデッキから1日10枚だけ使用出来るという縛りがあって、この辺りがカードゲームっぽい。
カードはどうやって入手するのかと思えば、プレイヤー1日1回無償でカードを引けるそうで。炊き出しシステムなのかよw

スペルラには様々な制約があって、その辺りがカードゲームっぽさを出してるんだが、駿特有のプレイヤースキルで、俺にはその制約が適用されない!ってのは流石に何でもあり過ぎでは……。もうちょっと限定条件下でしか使えない能力にしておいた方が良かったのでは……。
カードも単品で使うことが多くて、もっとこうコンボ発動みたいな使い方をしてくれるともっと面白くなるんじゃないかしら。

一方、カード種類の設定は非常にワクワクするよね。五大竜や黄道十二宮、運命シリーズ等、これからどんなカードが出て来るんやろ!とテンション上がっちゃう。
色藤島はライフの力を生かした設備や交通機関等も。空飛ぶ電車フライマッスル、便利なんだろうけど絵面が怖過ぎるんだよなぁ……。

ポテンシャルがあるタイトルだとは感じる分、イラストのしょっぱさが惜しいよな……。ラブコメなら合ったかもしれないけど、バトル要素があるタイトルで本領を発揮出来る画風ではないような……。

そんなわけで去年からちょっとオーバーラップ文庫との縁を感じ始めてる、どうも俺です。ちょっと続きを追い掛けてみようかしらね。

燃:A 萌:A- 笑:A- 総:A

シリーズリンク
スペル&ライフズ2 恋人が切り札の少年はケモ耳暗殺者に襲撃されるそうです(2023/06)

第9回オーバーラップ文庫大賞リンク
落ちこぼれから始める白銀の英雄譚 1巻(銀賞、2023/01)

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スペル&ライフズ 1 恋人が切り札の少年はシスコン姉妹を救うそうです (オーバーラップ文庫)

オーバーラップ文庫

Posted by お亀納豆