世界は密室でできている。 THE WORLD IS MADE OUT OF CLOSED ROOMS
著:舞城
王太郎
「あ!」
「どうした!?」
「見つけた!」
「何を!」
「理想の結婚相手!な訳ねえやろ!」
何、このしょうもない掛け合いw
講談社ノベルス。部室に誰かが昔から置いていたものを借りて来ました。中身が袋とじで覆われていて一切見えない密室本という企画の内の一冊。面白い発想だけど、凄ぇ手間と金掛かってそうだな。
青春エンタというだけあって、密室が出て来るには出て来るがその本分は青春であり、エンターテイメント。密室が作品の肝というよりは登場人物の心の機微なんかが主軸か。
で、文章的な面で気になるのが、「!」や「?」の後のスペースが無いということ。他の講談社ノベルスもそうなんだろうか。意図的に詰めてんのかな。
それと、文字が無駄に詰まり過ぎ。何でそこで改行せえへんねんって思う。これは別にラノベの白いページを見慣れてるからではないと思うけどなぁ。
そういうわけで、『世界は密室でできている。』でした。『阿修羅ガール』よりは断然理解り易い内容でした。最後の方までぼちぼちかなと思いながら読んでたけど、最後の最後で青春だったのでランクアップしました。
燃:B 萌:B 笑:B+ 総:A-
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