コミック版 姑獲鳥の夏(下)
「これは涼子さんじゃない。姑獲鳥だ」
2015年10月の新刊。
表紙が榎木津っておかしくない?出番の多さからすると関口先生じゃないの?まぁ、見栄えするのは榎木津の方で間違い無いんだけども。
さて、下巻。久遠寺の一族の呪いが解き明かされていく。改めて説明されれば、各要素の繋がりが理解って、ああなるほどって思えるけど、自分で答えに辿り着けと言われたら絶対ちんぷんかんぷんだよなぁ。
多重人格なんてものも登場して、ミステリでそんなんありかと思う部分もあるんだけど、丁寧にそうなった経緯が解説されるので、そこまで不自然な感じはしないか。
漫画になって描写力がアップしたことで、終盤で次々と明かされていく真実が真に迫ってくる。あんなん、自分が無関係でも現場にいたら発狂しそう。
そんな感じで百鬼夜行シリーズのコミカライズ初体験でした。これは早く『魍魎の匣』も文庫化してほしいですねぇ。
燃:C 萌:A- 笑:C 総:A+
シリーズリンク
・コミック版 姑獲鳥の夏(上)(2015/10)
・コミック版 魍魎の匣(上)(2016/05)
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