おあいにくさま二ノ宮くん <2>

おあいにくさま二ノ宮くん〈2〉 (富士見ファンタジア文庫)

著:鈴木 大輔  イラスト:高苗 京鈴

過去に読んだ作品を紹介していこうシリーズ。

  さて、アニメ化告知で、本出せ本出せということで、急に物凄い刊行ペースになった短編集第二巻。総扉のネコミミメイドな真由はにゃんこ口が可愛いけど、乳がデカ過ぎてバランスが悪いな。

 

『真由、愛に目覚めるのこと』

  一本目から怒涛の極端展開で吹いた。連載開始から約半年で短編における真由のキャラの方向性が定まっちゃってる……。

 

『真由、プレゼントをするのこと』

  ハートフルなまま終わっても良かったんじゃないかと思う。

  物を大層大事に扱う二ノ宮君は好青年です。

 

『真由、探偵するのこと』

  これもハートフルエピソードより。日奈子は実は良家の御嬢様だったというお話。でも今後そういう金持ちのメリットを活かした展開って無いよなぁ。

 

『峻護、新たな頭痛の種を拾うのこと』

『峻護、地雷を踏むのこと』

『真由、ホントに取り憑かれるのこと』

  久遠院まつり、君江母娘来襲。久遠院は由緒正しき家系って行ってたけど、もしかして神戎十氏族だったりして。

  で、三ヶ月連続で登場して、峻護達のクラスにまで転校してきたのに、この後、久遠院母娘はごく最近まで日の目を見ることは無いワナ。ネタ思い付かなかったのかなぁ。

 

『麗華と真由、奮戦するのこと』

  書き下ろし。ようやく御嬢のターン!!御嬢と真由が赤ん坊のお世話に挑戦。御嬢は感情移入しないよう努力するものの、結局真由よりもメロメロになってしまう。

  御嬢の本音にホロリとくる良エピソード。

 

  そして後書きで、御嬢にバナナフェラさせる鈴木さん自重w

  しかもラフとはいえ、高苗さんのイラスト付きというチャレンジャーっぷり。高苗さん、ノリノリで描いたのかなぁ。

燃:B  萌:A  笑:A  総:A