テンプレ展開のせいで、おれのラブコメが鬼畜難易度
【好きな女の子に、パンツ一丁の姿を晒したってのはぁ……どこのどいつだぁ~い?】
懐かし過ぎワロリエンヌ
ファンタジア文庫2016年7月の新刊。約4日の積み。デビュー作『今すぐ辞めたいアルスマギカ』が1巻で終了した氷高さんが1年9ヶ月振りに復活。
『アルスマギカ』の短編が結構良かったのってと、タイトルに惹かれて購入。
表紙は帯を外したら、ぱんつが見えそうな構図だけど気のせいです。
さて、幼馴染みの少女、美織(みおり)になかなか告白出来ない主人公、結野奏汰(むすびの・そうた)はある日、テンプレの神様の加護を得て、身の回りでテンプレイベントが起こるように。
しかし、それは幼馴染みルートの攻略難度が劇的に上昇することを意味していて……。
幼馴染みは負けヒロインという通説を上手いこと利用している点は面白い。ただ、奏汰がいくら美織を好きだ好きだと言っても、ストーリー構成上、完全に負けなんだよなぁ……。
で、発想自体は面白いんだけど、ギャグが……。うーん、高確率でスベってるんだよなー。勿論、笑える部分もあるんだけども。
『アルスマギカ』のときはシリアス要素もちょこっとだけあったから、まだそれでも良かったんだろうけど、完全にコメディメインとなると、このスベりっぷりはちとキツイかしら。
短編で読んだらそんなに気にならないのかも。
挿絵で何故ジェイソンをチョイスしてしまったのか……。そこは素直にバニーか婦警さんにしとけよ……。せめて3種とも挿絵に出すとかさ……(´・ω・`)
これは続き出ても買わないな……。ってか2巻打ち切りコースではなかろうか。
燃:B- 萌:A 笑:B+ 総:A-
著者リンク
・今すぐ辞めたいアルスマギカ(2014/10)
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