いづれ神話の放課後戦争4 -魔眼の王と哀神剣舞-

いづれ神話の放課後戦争 (4) ―魔眼の王と哀神剣舞― (ファンタジア文庫)
著:なめこ印 イラスト:よう太

やはり俺が死ぬべきだったんだ。
彼が生き残るべきだった。

2016年8月の新刊。約3ヶ月2週間半の積み。4ヶ月振りの新刊。
表紙はスサノオ。その涙の意味とは……ということで、何とかオシリスを退けた雷火達。だが、その直後にオシリスは何者かに攻撃され戦線離脱してしまう。神話代理戦争に参加した神が揃うまで後少し……。

神冥裁判の所為で多くのモブキャラが犠牲になった。モブだからって豪快に殺し過ぎだろ……。
事態の揉み消しが進む間、雷火達は束の間の休息を楽しむ。雷火の中に芽生えた神に対する憎しみ以外の感情。

ブリュンヒルデなんて普通の可愛い女の子じゃねーか、神様って言っても人間とそう変わらないところもあるんだな……と思っていたら、フレイヤの突然の裏切り。いや、フレイヤにとっては裏切りですらないんだろうな。

これによってレオンが雷火の中にいるバロールが大切な人達の仇だと知ってしまう。ぶつかり合う男と男。何だこのアツい展開……。

よう太さんのイラストって美少女度がBATSUGUNに高いだけじゃなくて、バトルシーンの格好良さもずば抜けてるんだよな。
雷火の身体を乗っ取って魔眼を発動するバロール、クッソ格好良い。

激闘を制したのは雷火だった。友を護り、満足して死んでいくレオンと友を殺して勝利した雷火。これはキツイぞ……。もう中途半端なところで止まることは出来ない。かといって突き進んだ先に妹の奪還はあるのか……。

撫子先輩も妹を庇って死亡。まさか死んでしまうとは……。イラスト登場率が低かったのは、そういうことだったのか……。くそぅ、素敵な大和撫子だったのに……(´;ω;`)

ケツァルコアトルは挿絵で、その不気味な存在感を大きくアピール。完全に不意打ちだったから、ページをめくった瞬間にゾクッときたわ。

おいおい、急激に面白くなってきたじゃないの。次は優先で消化しようかしらん。
次は2016年12月に5巻。

燃:A+ 萌:A 笑:B+ 総:A+

シリーズリンク
いづれ神話の放課後戦争3 -魔眼の王と神冥裁判-(2016/04)
いづれ神話の放課後戦争5 -魔眼の王と狂神咆哮-(2016/12)