【ラノベ感想】聖剣使いの禁呪詠唱 18巻

著：あわむら赤光　イラスト：refeia

そう、人の不運のうち何割かは、当事者の与り知らないところで、第三者の悪意によって作り出されるものなのだ。

2016年10月の新刊。約９ヶ月の積み。隔月刊行。『我が驍勇にふるえよ天地』２巻からは連続刊行ということで、これで５ヶ月連続刊行達成か。メディアミックス中でもないのによく頑張るな……。

さて、六翼会議のアジトに潜入した竹弦先輩。強敵達の潜む魔窟を進む中、ルイーズを見付けて……。

表紙から少し読み取れるように、今回はシュウ・サウラと冥府の魔女の過去が語られる。冥府の魔女の本名がサツキの過去生であるサラシャと同じ名前ってのはどういうことなんだろうな。
これまでフラガとサウラの関係って殆ど語られてないと思うけど、これでフラガの時代の方が先と確定したってことなのかな。

まさか竹弦先輩が六翼会議の一翼を落とすことになるとは。このシリーズは脇役の活躍がいちいちアツいから困るんだよなぁ。
自分達は足手纏いと割り切って諸葉達を送り出したカミー先輩もかっけー。ちゃんと隊長してるじゃねーか……。

諸葉達の前に立ち塞がった謎の美女、貝利（ベイリー）。この人、あれか。以前に思わせ振りに駿河の側にいた人か。
六翼会議の一翼、空穂の中に入っていたらしき魂は駿河のものか？この辺も結構、事情が入り組んでそう。

静乃の反転綴りの第十三階梯とサツキの真正サラティガ顕現、これで燃えない筈が無い。禁呪詠唱の代償として死ぬ筈だった静乃を救ったサツキの力。それこそが貝利が捜していたものらしいのだが……。
ここ、完全にＥＤ流れたでしょ……。

そして出回る六翼会議の巫女がサツキという誤情報。こりゃ日本支部相手に全面戦争か……？
もう、引きがえぐいんだから……。

後書きで今は亡き『ワルブレオンライン』の宣伝してるのが泣ける……(´；ω；`)
次は2016年12月に『アレクシス』３巻、2017年２月に19巻、４月に『アレクシス』４巻、６月にこちらの20巻、８月に『アレクシス』５巻。

燃：A+　萌：Ａ　笑：B+　総：A+

あわむら赤光 refeia

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2017年7月11日ＧＡ文庫

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