おあいにくさま二ノ宮くん <5>

おあいにくさま二ノ宮くん〈5〉 (富士見ファンタジア文庫)

著:鈴木 大輔  イラスト:高苗 京鈴

過去に読んだ作品を紹介していこうシリーズ。

  短編集第五弾。表紙はメイド服に身を包んだ真由と御嬢。これもアニメとのコラボ。本文中に真由がメイド服着るシーン無いし。

  今回は何と巻頭に、ドラマガでの連載がお休みだったときに掲載された高苗さんによるコミックが掲載されている。こういうのは大抵、文庫に収録されずに終わるものだと思うので、これは嬉しい。まぁ、こいつを収録してページを稼いで、最終的に短編集の総数を増やそうという魂胆なのかもしれんが。

 

『麗華、悪だくみするのこと』

  御嬢、遂に連載に進出という記念すべき回。しかし、この次の回では、いつも通り出て来なかったワナ。不憫や……。

 

『真由、回転するのこと』

  極端展開の極みみたいな話。何だ、若宮町カタストロフって。

 

『峻護、浮き足立つのこと』

  まぁ、これもある意味、極端展開か。結局何で二ノ宮君は、あんな一時的にラッキーだったんだろう。

 

『真由、悟りを開くのこと』

  法舜登場の回。この人こそ一発キャラだと思うんだが、まさかの再登場果たしたしなぁ。如月純、また出て来ないかなぁ。

 

『峻護、詰め込まれるのこと』

  長編専用キャラ、吉田と井上登場。ついでに、いろりも登場。すんげぇアッサリ出て来ましたよ。御嬢の立場が……。

 

『猫、冒険するのこと』

  書き下ろし。連載に進出したと思ったら、書き下ろしでの主役を奪われた御嬢。う、浮かばれない……。でも可愛いものに目が無い御嬢可愛いよ御嬢。

  で、猫が主役ってことで、以前に登場したにゃんこのターン!!かと思いきや、別の猫かい!あっちのにゃんこのことにもちょっとだけ触れられてるけど、出番自体は無し。

  いやしかし、美樹彦のふんどし一丁は自重。

 

  そして後書きで、まさかの全裸の御嬢。サービスカットというよりは、ボケだよなぁ最早。

燃:C  萌:A  笑:B 
総:A