メイド刑事 Mission1「京都セレブ夫人を救え!」
「悪の汚れ、御掃除させていただきます!」
『スケバン刑事』などの八十年代のノリで展開する、GA文庫原作のイロモノライトノベルがまさかの実写化。ドラマにしたら面白うそうだなとは思ってたけど、まさか実現するとはなぁ。
で、映らなくても良い作品に限って、自宅で視聴可能なワナ。
何故か舞台は京都。海堂は京都府警の本部長なんだそうな。何で京都なんだろう……。
冒頭で葵が海堂邸の庭のテーブルを拭いているシーンがあるのだが、彼女がテーブルを拭いた直後に必要以上にピカピカ光る演出が。え、何その子供騙しの演出!?
このチープなCGによる演出はこの後も度々使用され、随分とぐんにょりさせられました。何故、自ら作品の質を落とすようなことを……。
葵のキャラクターも随分と異なり、ドジっ娘ぽくなっている。葵がプライドを持ってメイドの仕事を全うするところが作品の魅力なのに……(´・ω・`)
そもそも何で眼鏡掛けてるの?まさか監督が「お前等、眼鏡っ娘なメイドさんとか堪らんだろ?」とか思ってるんじゃねーだろーな。
画面を華やかにするためか、梶警視正の部下に女刑事百瀬というオリジナルキャラが登場。存在意義が見出せない……。
坪内夫人は初見での印象は良かったんだが、中盤での暴走が……。
ストーリーは原作一巻の第一話を下敷きとしてアレンジが加えられている。原作はほろ苦さや切なさといったものを残す結末となったのに対し、こちらはハッピーエンド。
葵の性格の変更や、ストーリーの変更も大衆に受け易くするための処置なんだろうな。
クライマックスは何だかんだで自分の中でテンションが上がってしまい、楽しめた。「悪党ども、冥途が待ってるぜ!」が無かったのが残念だったが。
って、メイドの一里塚は?イメージカットには出て来てたけど。しょうもないCGに予算使うくらいなら、「これはメイドの一里塚!」の下りをやってくれたら良かったのに。
そういうわけで、Mission1でした。何事も無く最終回を迎えそうな気がする。
燃:B+ 萌:B- 笑:B+ 総:B+
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