きゅーきゅーキュート! <3>

きゅーきゅーキュート!〈3〉 (MF文庫J)
著:野島 けんじ イラスト:武藤 此史

「恋はひとりでもできますが、愛には必ずふたり必要ですのよ。だから、恋をあたためても、ふたり必要な愛にはなりませんわ」
「だ、だったら、なんになるってのよ」
「決意、ですわ。恋する想いを相手へ伝えるには、決意が必要でしょ?」

スイート、超良い事言った!

中古。なかなか見付からなくて苦労しました。わざわざ遠くのブックオフまで行った甲斐があったぜ、らっき!

さて、表紙は髪を下ろしたキュート。総扉は差分変化でウサミミキュート。キュート可愛いよキュート。

今回は六七女のゴルゴンゾラと六八女のパルメザンの双子姉妹の悪戯で封印庭(アーク)の中に閉じ込められた理刀達の騒動を描く。騒動ってつーか結構真剣にピンチだった気もする。
理刀の『混沌とした実在(カオティック・リアル)』の必要な魔法までもキャンセルするところなんかはまさに幻想殺しですね。

今回の主題は巴のフラグと百香の能力発現なわけだが、ヌルヌルベタベタなまさかのエロス展開に吹いた。あんまりそういうことしない作品かと思ったんだが……。と言うか、『H+P』とかやりたい放題の作品を知ってるから、超温く感じるw

ラストでは理刀の住んでいるマンションがアンダーレゾン学院に通う予定の女子生徒三十人が入居してきて事実上の女子寮化というミラクル。流石に完全に男一人ってきつくね

つーわけで、ちょっとマジ要素が多くて減速した三巻でした。って、口絵のメイドさんなヒロイン達ってイメージイラストなのかよ!
ところで、悪戯双子というと、『ハリー・ポッター』のフレッドとジョージを思い出します。

燃:C+ 萌:A 笑:B 総:B+

MF文庫J

Posted by お亀納豆