【コミカライズ】中禅寺先生物怪講義録 先生が謎を解いてしまうから。 Volume01【１巻／感想／ネタバレ】
漫画：志水 アキ Founder：京極 夏彦
「ただの取引だよ。お互い平和に学校生活を送りたいだろう？」
こわい。
2020年７月の新刊。
掲載誌はマガジンエッジ。終戦後、京極堂が本屋を開業するまで何をしていたかが語られるスピンオフコミカライズ。
タイトルには入っていないが、『薔薇十字叢書』のロゴが入っており、京極さんの名前も原作者ではなくFounderとしてクレジットされている。『薔薇十字叢書』、生きとったんかワレぇ！
日下部栞奈という女学生はある日、目つきの悪い不思議な男と出会う。バスの中で起きていたトラブルをたちまち解決してしまった男は、栞奈の通う学校に赴任してきた教師、中禅寺秋彦で……。
オールバックにしてスーツを着込んだ京極堂、性癖にめちゃめちゃ刺さる人、いっぱいいそう……。
今までに京極堂が教師をやっていたなんて話あったっけ。完全に新規の要素なのかなぁ。Founderとはなってるけど、流石に京極さんが内容は監修してるんだよな？志水さん主導ってこたぁないよねぇ。
京極堂は自発的に教師という職を選んだのかしら。その辺の説明もおいおいやってくれるんだろうか。およそ向いているとは思えんのだが……ｗ
積極的に学ぶ姿勢のある生徒にとっては多分良い先生になるんだろうけどね……。
学校を舞台に凄惨な殺人事件でも起きるのかと思いきや、全然そんなことはなく日常に潜んだ謎を解いていく連作短編形式であった。おーっと、近年の売れ線に寄せてきたのかしら。京極堂が主人公になっている時点で全く寄せられているように見えないｗ
眼光が鋭過ぎるんだよなぁ……。
なお、出番が多くはないが榎木津や関口先生も登場。
これはこれで続きが楽しみなんだけれども、先に『絡新婦の理』と『鉄鼠の檻』のコミカライズの文庫化をですね……。
燃：B+ 萌：B+ 笑：B+ 総：A+
シリーズリンク
・中禅寺先生物怪講義録 先生が謎を解いてしまうから。 Volume02（2020/08）
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